第十四話 依頼
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「ここがポートセルミか」
「結構広い街だね」
「とりあえず昼ごはん食べにいかない?」
「魔物って同伴してもいいのかな?」
「大丈夫だって。スライム系とドラキーだけだよ。誰も気にしないって」
ポートセルミに着いた私たちはそんな雑談をしながら、酒場に向かった。(発言者は上から私、アベル、私、ドラキチ、アベルだ。)
酒場のドアを明け、テーブルに私たちは着き、料理を注文した。(店の人や、他のお客さんはギョッとしてたけど、スライム系とドラキーだけとわかってホッとしていた。)
「ここの料理も美味しいね」
「人間のご飯もたまにはいいね。プルプル」
「ふむ。これもまた美味ですな」
といった形でご飯を楽しんでいた私たちの耳に罵声が聞こえてきた。
「おいっ!てめぇ今、おれの足踏んづけただろ!」
「どうしてくれるんだ!えっ!治療費払え治療費!」
どうやら、カツアゲらしい。しかも相手は気弱そうな農夫さんだった。このままでは金を取られるだろう。そう思った私たちは、騒ぎへと向かった。
「やめてください」
私は、カツアゲをしていた男二人に話しかけた。
「やめろっていわれてもよぉ〜。こいつがおれの足を踏んづけたのが悪いんだぜ」
「確かに足は踏まれたと思いますが、ここは酒場で人がたくさんいるんです。足くらい踏まれたっておかしくも何ともありません。そんなことで人から、金を巻き上げるのはおかしいです」
「んだと!このガキ!そんな生意気なことが言えないようにしてやる!」
男達は山賊ウルフの正体を現して襲いかかってきた。だが、私たちにとっては簡単に倒せた。(戦闘シーンがカットされるくらい弱かった。)
「覚えてろよ!」
山賊ウルフ達はそう言い残して酒場から逃げるようにして出た。
「お怪我とかはありませんでしたか?」
「い、いえ。特には」
「それは良かったですね。では、これで……」
「待ってください」
農夫さんが、私たちを呼び止めた。
「そこにいるのは魔物ですよね?何で襲いかかってこないんですか?」
「それは、僕が魔物使いだからです」
「魔物使いでしたか。ならお願いがあるのですが」
「何でしょうか?」
これはもしかして、ドラクエ7のレブレサックと同じくらい嫌いなイベント(だが回避可能。)の魔物退治のイベントか。(知らない人に説明。カボチ村の畑を荒らす魔物を退治してほしいとの依頼をうけた主人公は、魔物を退治しに魔物の住処にいくが魔物は幼い頃生き別れたキラーパンサーだった。キラーパンサーは主人公の事を思い出し仲間になる。キラーパンサーを連れ帰った主人公は、畑に被害がで
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