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SAO<風を操る剣士>
第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第二章 第二層攻略
第9話 《体術》
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カの機嫌を戻そうと努力をした。

 シリカが機嫌を(なお)したのは、それから5分後の
『なんでもないって言ってるじゃないですか…なんでそこまでするんですか』といわれた後『シリカが大切だからだよ(友達だから)』と俺が言った後だった...

 …本当によく分からないな、女の子って...
 ちなみにシリカに言った『奢る』などは、後でシリカが『いつも助けてもらってるのに、そこまでしなくても良いですから…気持ちだけ受け取ります!』と言われて無くなった。
 本当にシリカって良い子だよ…

 …あと、その間キリト達はニヤニヤとこっちを見ていた。……何が楽しかったんだ?



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 その後、アルゴに何回も俺達三人(『シリカには借りが無いが、さっきシュウに助けてもらったから特別にネ』…だそうだ)は『教えても貰っても、絶対にアルゴを(うら)まない』と言って、情報を教えてもらった。

 そして俺達はアルゴに案内してもらいながら30分ほど進み、やっとその《エクストラスキル》の《体術》(武器が無くても攻撃できるようになるスキルだと、アルゴは予想しているらしい)を、教えてくれるというNPCのいる小屋に着いた。

「……ここか?」
 そう言ってキリトは小屋のドアを開けた。

 中には家具と、NPCのスキンヘッドで口の周りに豊かなヒゲがある初老の大男が一人いて、[!]というマークを頭上に浮かべたいた。

「どうするんダ、三人とも? 案内してなんだけど、ココのクエストを受ける事のオススメは絶対にできないヨ。あと、三人に一生恨まれてもヤダからネ」
 アルゴは俺達に最後の忠告をしてきた。

 けれど俺達は、もう決まっていた…
「…がんばって受けるさ、なぁキリト」
「ああ、後どんな結果になっても、俺はアルゴを恨まないよ…」
「俺も誓って恨まない」
「そうか…シリカはどうするんダ?」

 シリカはアルゴの問いに悩んだ顔をしたが、すぐに
「あたしはいつもシュウさんに守られて…だから、あたし強くなりたいんです!そのためなら、どんなに(つら)いクエストも受けます!」とアラゴに向かって言った。
 …迷惑だなんて考えた事、無かったけどな..

「そうカ…」
「はい! なので、このクエストを教えてくれたアルゴさんを恨んだりしません」

 シリカも受けると決まり、俺達はクエストを受ける為に前に出た。そしたら
「入門希望者か?」
「…そうだ」
 キリトが俺達の分の返事もしてくれた

 またNPCが「修行の道は(けわ)しいぞ?」と聞いてきた。なので、俺達は
「「「望むところだ(です)!!」」」と返した。

「ならば付いて来い」

 そう言ったNPCの後に、
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