第12話 =決着=
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さすがに幼馴染と、友達が死んだ…俺が殺したも当然な仲間、小さな女の子の前で殺しはしたくないな。
「コリドー・オープン!っと」
俺が牢獄までの道を開くとどんどんオレンジが入っていく。
いろいろ言ってくるけど犯罪者にそんなこといわれる筋合いはないな〜
男最後のグリーンはほかの男に続き最後に残ったのは赤毛の盗賊…ロザリアだった。
「やりたきゃやってみなよ…グリーンのあたしを傷つけたら今度はアンタがオレンジに…」
「お姉さん?大剣を片手で持つところ見てなかった?多分軽くアンタを投げれるくらいの筋力値はあるよ?」
その表情は完全に恐怖で硬直していた。
大剣は軽くても片手で持てる片手剣の数倍の重さがある。
そして俺のはボスドロップのブルードザオガー、1層ボスのものだとしてもここ以上まで通用する武器だ。
最初は俺も片手では持てなかったからな…
「ちょっと、やめて、やめてよ!許してよ、ねぇ!!…そ、そうだアンタとアタシで組まない?
あんたの腕があればどんなギ「いいお誘いだとも思わないし、俺はそんな理性の書けた行動とりたくないからな、人間として。」
そういいながら放り投げる。ロザリアが入った直後ここと牢獄を繋いだ回廊結晶でできた光の渦も消滅した。
あのサチの問いかけにも普通に肯定したやつなんかと行動なんて一緒したくないな。
「リ、リクヤさん…」
「シリカちょっといいたいことがあるんだけど…いいか?」
「これ…いいんだよね…しなきゃいけないんだ…」
「えぇ…あとは…」
俺とサチ、ユカはシリカにふり返る。
そして…
「「「ごめん!」」」
「え、え、えぇ!?」
突然謝られたシリカはうろたえている。…なんか毎回毎回うろたえてる気がするのは気のせいか?
「実は私たち、シリカちゃんがあいつ等に狙われてるって知ってたの…」
「うん…それでおびき出すための囮って言ったら失礼だけど…ううん、囮にしちゃった…」
「本当にごめん!!全然本当のこと言えなくて…」
俺たちの謝罪にもシリカはずっと首を横に振っている。
俺には何を考えているのかはまったくわからない…もしかしたら拒絶されてるのかも…
「あの、さ…街まで送ってくよ」
「は、はい…ありがとうございます…」
俺が手を伸ばし、シリカがそれをつかむ…
手を握るのも嫌だ!ってほど拒絶はされて内容で少し安心した。
でも街の俺たちが泊まった部屋に着くまで誰一人言葉を発することはなかった。
=35層 宿屋『風見鶏亭』=
「…あ、あの!!」
部屋についてすぐ、シリカが声を上げた。
「…どうした?」
「えっと…いまからピナを生き返らせるんですけど…一緒にいてくれませんか?」
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