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lineage もうひとつの物語
オーレン戦役
終焉
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撃を受けたのを思い出した。

「と、いうことは本当に終わったのか」

自分が生きているということは撃退できたのだろう。
ここは病院かなにかだろうか。
痛む体に鞭を打ち起き上がると窓から外の風景を見た。

「ここは・・・?」

見たこともない風景であるが優雅な感じがする。
その風景に見入ってると誰かが部屋に入ってきたようだ。

「アレン!気が付いたのね!」

アーニャが駆け寄り体は大丈夫かと聞いてくる。
その前にここはどこかと尋ねるとハイネだと言う。
どうも象牙の塔の村は修繕工事に入っており住民達もハイネでの生活を余儀なくされているようだった。
しかもゾンビ達は完全には消えておらず平和だったオーレンの地を徘徊しているらしい。
ゾンビからの安全も完全には取れておらず住人が村へ戻れるのは時間がかかるだろう。

しつこく痛むところはないかと聞いてくるアーニャに腹部が痛むと言うとヒールをかけてくれた。
完全に痛みがなくなることはなかったがその気持ちが嬉しくアレンはお礼を言った。

「アーニャ、ありがとう。最後の魔法も感謝してる」



それからエレナ、ガンド、サミエルの3人がお見舞いに訪れアレンの意識回復を祝った。
そのとき戦闘のその後の話を聞いた。
何故だか敵モンスターは突然消え、その後すぐに意識を失ったらしい。
原因は不明だがアレンが致命傷を与えたのが原因ではないかと推測はしているみたい。
敵にとってオーレンは弱体化する場所であり、あれ以上の戦闘は困難だと判断した結果ではないだろうかということだ。
ケレニスが撤退したのも大きいのだろう。
戦闘に参加した者達のほとんどが無傷では済まず死者も出たとのこと。
生き残れたのは運がよかったのかもしれない。
自由に動けるようになるまで一週間ほどかかると医者に言われ入院生活になるようだ。
その間はアーニャが主に付き添いエレナは情報収集に努める。
サミエルはアレンの無事な顔を見た後元のパーティーへ復帰していき、ガンドは折れたツーハンドソードを手に取り「修繕可能か確認してやろう」とギランに戻っていった。

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