暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
新たなる力へ
Trick67_試験を始めます
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って言うのが無いのね♪」

「A・Tに関しては無いも同然だ♪」

美雪の冗談口調に信乃も合わせて返した。

「ま、今回は色々心理的に追い詰める事を仕込んでいたけどな。

 3日間で1週間分の成果を出せと言った事しかり、
 自由時間と言う名の練習時間を仕掛けた事しかり、
 合格するためのタイムを前日の成果より難しく設定した事しかり、
 合格結果は最後に言うようにして受験中はドキドキさせる事しかり、
 受験は前日結果の低い人から始めて常に緊張した状態にさせる事しかり。

 色々追い詰めたけど、さすが常盤台生。プレッシャーに強い」

「その心理効果で一番追い詰められたのが湾内さんだね♪
 あとでフォローしてあげてね♪」

「美雪、任せた。お礼は今晩のデザート献上で」

「え、信乃の手作りスイーツ♪? しょうがないな♪」

「手作りなんて言ってないんですけど、ハードルあがっているけど。
 別にいっか」

2人だけの世界を作っていたが、そこに妹その1が乱入してきた。

「信乃にーちゃん!」

「どうしたですか、御坂さん? おっと」

本日2度目のドロップキックは難なくかわされた。

「信乃にーちゃん、色々仕掛けたでしょ!? おもに心理的に!!」

「ええ、仕掛けました。残念ながら全員がクリアしましたけど」

「やっぱり!!」

「あの、御坂様。西折様が仕掛けたって・・」

「それはですね―――――――――」

湾内の問いに、美雪へ答えたように話した。

「そう言った意味がありましたの」

「に、西折様! 先程は知らずとはいえ、大変失礼をしてしまい申し訳ありません!」

「いえいえ湾内さん。私の方が悪いですよ。
 それに知られていては心理的作用がありませんから、知らないのは当然です。

 それより皆さん、お疲れさまでした。
 せっかくなので今日はこれから一日中、自由時間にしましょう。
 歩いて20分の所に丁度良い大きさの川がありますから、お昼もそこで
 バーベキューなどをしたりして遊び楽しみましょうか。
 もちろん、佐天さん、白井さん、黒妻さんも一緒に」

「いいな、それ!」

「さすが信乃さん、わかってるー!」

久しぶりの休みを貰えた事で大喜びする佐天と黒妻。

「わたくし、野外で食べるお食事は、水着撮影会以来ですわ!」

「水着撮影会は本当には屋内でしたし、本当の意味で外での食事ですわね。
 楽しみですわ」

お嬢様では中々経験できないことに、心躍らせる湾内と泡浮。

「では、自由時間を楽しんでください。
 滝流さん、紗和琥さん、料理の準備をお願いします。
 
 宗像さんは別で私に着いてきてもらえますか?」


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