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妖精の義兄妹の絆
超空中戦!!
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互いに黙りこんだ。
「…。」
「ぷっ。」
先に声を出したのはコブラだった。
「く、くそ!!意外に面白ェギャグじゃねーか。うはははっ。」
コブラは腹を抱えながら大声で笑った。
「どうやら本当みてーだぞ、ハッピー。」
「心の中で何言ったのー、ナツー。」
ナツが心の中で言ったことが気になってしまったハッピーだった。
「しかし、やっかいだな。」
「ヒソヒソ オイラにいい考えがあるよ。」
ハッピーはナツに考え付いた作戦を耳打ちしたが、
「右に行くって考えながら左からの攻撃。」
「「!!?」」
二人の作戦は筒抜けのようだ。
「無駄だ。その思考のプロセスを聴けるんだぜ。てめぇらに勝ち目はねぇ。」
「くぅ〜〜…。」
ナツは頭を絞り、いくつかの作戦を考えたが、
「お!いろいろ考えてるな?3つ、4つ、悪くねぇ作戦もあるが筒抜けだ。」
「ズリィぞ、てめぇっ!!!!」
ナツは必死に考え付いた作戦をダメにされて気が立っていた。
「こうなったら正面から行くしかねぇっ!!!!」
「あいさ!!!」

ギャウッ

ナツは迷わず正面からコブラに向かっていった。
「右フック。」

ぶあん

「左キック。」

ブゴォ

やはり、ナツの攻撃はことごとくかわされてしまっている。
「返しの右ストレート。」

ボシュッ

これもコブラは楽にかわした、ように見えたが、

シュ

「!」
微かにだが、コブラの頬をナツの拳がかすめた。さらに、もう一撃。

ドゴォォン

「いぎぃ!!!」
コブラは攻撃がかすった事に動揺したため、次のナツの攻撃をもろに食らってしまった。
「何!!!?」
ナツはそれでも攻撃を止めなかった。

ズムッ

腹へのボディブロー
「ぐはっ。」

ゴッ

左ストレート

バキ ドッ ドカ ガッ

(「バカな…!!!!」)
ナツはコブラに反撃のチャンスを与える間もなく拳を振るう。
「おおおおおお。」
(「こいつ…!!!!何も考えてねぇっ!!!!」)
コブラはナツの思考を聴こうとするがナツ自身何も考えておらず、無我夢中で殴っていた。
「つああああぁあぁ。」

ゴッ

とどめの一発をコブラに加えようとするがコブラはそれを受け止めた。
「こんな奴は初めてだぜ。なるほどな、小細工じゃどうにもならんか。」
その時、

ふしゅう

「!」
ナツの拳を受け止めていたコブラの手から紫がかった煙が出た。
「うわっ、痛ぇっ!!!!」
ナツは痛みに耐えられずコブラの手から手を離した。
コブラの手がみるみるうちに人の形から大きく外れていく。
まるで、ドラゴンの腕のように…。










「毒竜のコブラ、本
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