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妖精の義兄妹の絆
超空中戦!!
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た。四人は声がした方へ振り向いた。
「ミッドナイト!!?」
そこに現れたのは六魔将軍のミッドナイトだった。
「六魔将軍か!?」
「ずっと眠ってた人だ!!」
「ホットアイ、父上を裏切ったのかい?」
「違いマスネ!!ブレインは間違ってると気がついたのデス!!!」
ホットアイがそう言い終わるとミッドナイトは崖から飛び降りた。
「父上が間違っている…だと?」

ギロッ

とても冷徹な目でホットアイたちを睨む。
「父上って、なんだよそれ…。」
「親子で闇ギルドな訳ェ?」
「人々の心は魔法でねじ曲げるものではないのデス。弱き心も私たちは強く育てられるのデスヨ。」
その瞬間、

カッ

「!!!」
ミッドナイトは腕を振った。

スパァン

それと同時に近くにあった建物が鋭く切られた。切られた建物は粉々に砕けていった。

ズゴゴゴゴ

ドガ ガラガラゴゴゴ

周りが土煙に覆われた。これを食らってしまっては致命傷になるところだった。
だが、土煙から現れたのはホットアイ一人だった。
「な。何が起きたんだ!?」
「ひえー。」
三人は地面が柔らかくなってできた穴の中にいた。
「ホットアイ殿が地面を陥没させ、我々を助けたのだ。」
「あなた方は王の間に行ってくださいデス!!!六魔同士の力は互角!!!ミッドナイトは私に任せてくださいデス!!!!」
どうやらホットアイはミッドナイトと真っ向から戦うつもりのようだ。

ズァァァッ

ホットアイがミッドナイトに先制攻撃を仕掛けた。
「君がボクと勝負を?」
ホットアイの攻撃はミッドナイトには当たっていない。正確にはわざと外したのだ。
ミッドナイトの注意が少しでも自分に向くように。
「六魔将軍同士で潰し合いだと?」
「なんかすごい展開になってきたわね。」
「ホットアイ殿…。」
三人は穴の中から顔を出していた。
「さぁ!!早く行くデスネ!!!そして、私の本当の名は“リチャード”デス。」
ホットアイ、もといリチャードは三人に自分の本当の名を告げた。
「真の名を敵に明かすとは…本当におちたんだね、ホットアイ。」
ミッドナイトはホットアイを睨み、戦闘体勢に入る。三人はリチャードにミッドナイトを任せ、先を急いだ。













「オラァ!!!!」
こちらではナツとコブラの戦いが続いていた。

すかっ

しかし、先程からナツの攻撃は一度も当たっておらず、体力だけが徐々に減っていった。
「くそー!!なんで当たらねぇんだ!!!」
「あいつ、動きを読む魔法なのか?」
「いや、“聴く”魔法さ。心の声が聴けるから動きがわかる。」
コブラの魔法を理解したナツは頭の中で何かを考えた。
「…。」
「…。」

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