第1話 ゾイド乗りの少年
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ついてくる形で共和国軍の基地へ向かう。
(ここって、レッドリバーの近くよね・・・てことは、下手したら帝国軍とも・・・)
「や、やべ!?」
バンの悲鳴にアオイはゼロの足を止めた。
「どうしたの?」
「あれ」
バンの指を指す方を見ると
『この近くにいるはずだ。』
『全く面倒をかける』
共和国軍のゾイドが辺りをうろついていた。
「これ、きっとあなたを捜索するために派遣されたのね。」
「くそっ、ここを通らなきゃ基地に辿り着けないってのに・・・!」
悔しそうに顔をしかめるバン
アオイは一つの提案を出した。
「私がこのゾイド部隊を引き付けるわ。その隙にレッドリバー基地へ向かって。」
「それじゃあアオイは!?」
「大丈夫、ガイザックやゴドスに遅れをとる私じゃないわ。けど・・・」
アオイは、捜索している一体のゾイドを見た。
他のゾイドと形が違う 白い恐竜型ゾイドだ。
「共和国軍の新型かしら・・・強いて言うならゴドスの系統?」
「何だよあれ・・・さっきまであんなのいなかったのに・・・」
「考えてる暇はないわ。バンとジークは早く基地へ!」
アオイはゼロを走らせ、捜索部隊の前に躍り出た。
『な、何だ!?』
「お勤めご苦労様です。共和国軍の皆さん?」
『何だこの紅いライガーは!?』
『まさか帝国がもう攻め込んできたのか!?』
共和国軍が慌てている隙に
「行くぞジーク!アオイが作ってくれた隙を無駄にするわけにはいかない!」
「グオォォォ!!」
バンはジークの背にまたがり基地へ走っていった
(そう・・・行きなさい。手遅れにならない内に)
アオイは目線だけでバンを見送った後、共和国軍と戦闘準備をする。
「さあ一戦付き合ってもらえないかしら?三下盗賊の相手ばっかりしてたから腕が鈍りそうで困ってたところなの。」
「ただのゾイド乗りが何であんなものを・・・!?」
「どうしますか、ライト・フリューゲル少尉!?」
部下の問いかけに答えたのは、白い恐竜型の新型ゾイドのパイロットだ。
「うろたえるな!どの様なゾイドでもたかが1体、数で押し切る!」
ガイザックがゼロを取り囲み、尻尾のビーム砲を向けた。
「包囲殲滅・・・まぁ初歩的な戦法よね。でも、それが通じるのはレッドホーン位ね。」
「逃げ場がないのに随分と余裕だな。」
「そりゃあ伊達に場数は踏んでないからね。」
「(ライガータイプなら飛んで避けられるが、予備動作を考えれば・・・)攻撃開始!!」
ライトが命令を下した後、ガイザックが一斉に砲撃を仕掛けた。
「来た、予測どおり!」
ゼロはガイ
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