第十三話 船旅2
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「反省は?」
「してます」
いやー恥ずかしい。魔物との戦いに集中しすぎて海に落ちる(ちなみに、私は水夫の方々に救助された後、アベルにお説教されている。)
「気をつけてくれよミレイ。戦いに集中しすぎると、不意打ちされそうになっても気がつかず、魔物にやられたなんて事もあり得るんだから」
「以後気をつけます」
私はそう言って、船室に戻った。ベッドに座り、本を読む。(嬉しい事に、私の今の脳にはこの世界の言語がインプットされてた。小池さんやるー!)
しばらく本を読んでいると眠くなったのでもう寝ることにした。お休みなさい。
そして夜が明けた!
目を覚ますとアベルがちょうど私の船室に入ってくるところだった。
「お早う!アベル!」
「お早う、ミレイ」
「スラリんちゃん達は?」
「スラリん達はパトリシアがいる厩の近くで朝ごはんを食べているはずだよ。僕達も行こっか」
「そうだね!お腹空いたな!」
私たちは食堂に向かい、適当な席につく。
やってきた料理長らしき人に朝ごはんを注文した。(ちなみに私が注文したのは、パン三斤にクリームシチュー、海鮮サラダ。アベルが注文したのは、シーフードのピラフにパン五斤だった。飲み物は二人ともおいしいミルク。)
「ここのご飯美味しいね」
「ねっ。そうだ!私のクリームシチュー少しあげよっか?」
「じゃあピラフ少しあげるよ」
といったやり取りをし、朝ごはんを楽しく食べたりして過ごした。(読者のみなさんもこの世界にいく事があったら、ぜひここの朝ごはんを食べることをオススメします。)
「そういえばアベルって、10年前にもここに乗ったことがあったんだっけ」
朝ごはんが終わりスラリんちゃんを愛でていた私はアベルに聞いた。
「ああ。あの頃は父さんと一緒に乗っていたな。船を出る時に二人の女の子と会ったっけ」
ん?二人の女の子?一人はお馴染みのフローラだろう。もう一人なんて知らんぞ私ゃ。ビアンカか?もしくは……影響か。
「ヘェ〜。ビアンカの他にも女の子と知り合ってたんだ。よっ!色男」
「知り合ったというよりはお互い顔を見ただけで特には話さなかったな」
「そうなんだ。スラリんちゃんは?知り合いの女の子のスライムとかいるの?」
「プルプル。確か僕達スライム族が暮らしてるスライムの里にはマリリンちゃんっていう可愛いマリンスライムがいるんだ。プルプル。」
冒険者が知ったらメタルスライム系虐殺されそう。他言はしない。
「ミレイちゃんは知り合いの男の子は?プルプル」
ぐっ。それを聞くか。(お母さんに、あなたって顔は良いのに何で男の子
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