第十三話 Electromagnetic Power Plant
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
エックスはマンドリラーが占拠した巨大発電所に来ていた。
ここに来る途中、ゼロが入手したボディパーツが転送され、防御力が飛躍的に向上したエックスはイーグリードのDNAデータを組み込んだバスターを見つめる。
顔見知り、知り合い程度の自分と違い、ゼロにとって旧い戦友なのだ。
それを討ったゼロの心境は図り知れない。
VAVAがカメリーオを破壊したことも知らされた。
カメリーオの電磁迷彩機能を引き抜いた後、何処かへ消えてしまったという。
VAVAが何をしたいのかは分からない。
しかしあまりよくないことは確かだ。
エックスは複雑な心境で施設内に入っていく。
中に入ると墜落したデスログマーが目に入る。
衝撃の影響で施設内の機能がいくつか停止したようだ。
これは好機だと思い、エックスは奥へと向かう。
途中で向かってくるメカニロイドにはフルチャージショットを喰らわせ、あるものには…。
エックス「ストームトルネード!!」
イーグリードのDNAデータから得た特殊武器を放つ。
バスターから放たれた竜巻は大型のメカニロイドを切り刻んでいく。
エックス「(これもいい武器だ。)」
ある程度距離を詰めなければ当てられないファイアウェーブよりも使い勝手がいい。
これを攻撃の要にして、エックスは発電所の奥へと向かっていく。
奥に向かうと広い部屋に出た。
照明は落ちており変電器の駆動音以外何も聴こえなかった。
背後の扉が閉まる。
閉じ込められたとエックスが悟った時、一転して部屋の照明がついた。
一瞬眩しさに目が眩む。
エックスは天井を見上げると目を見開いた。
エックス「何だこいつは…!!?」
透明なゼリー状に覆われた巨大な機械。
顎に当たる部分には巨大な電極がついている。
そんな異形が変電室の天井に浮いていた。
エックス「確かあれは…」
サンダースライマー。
ゼリーの膜を持つメカニロイドは、1個の細胞をどこまで巨大化できるかというラボの実験の産物である。
しかし、維持に大量の電気が必要なのと制御不能のため、プロジェクトもろとも凍結処分が下されていた。
はずだったのだが、マンドリラーが制圧したことで解放されたらしい。
エックスはストームトルネードをサンダースライマーに喰らわせる。
膜がいくつか削られるが、倒すには至らない。
出来るだけ敵から離れなければならないと機動力の上がった足で変電室を駆け回るが、撃ち返す間もなく電撃
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ