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緋弾のアリア 真実の皇偵
猫は恩人
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目の前、約1500mの地点にスナイパーライフルで撃つなら最高のベストポジションが有る。
が、流石に離れ過ぎている。
俺ですらスナイパーライフルを使った狙撃は1300m範囲内でしか上手く狙えなねェてのに

(そういや東京武偵高にスナイパーライフルが得意な奴がいたようないなかったような?)

詳しくは思い出せない。
が多分、俺を見ているハンターは武偵高の生徒だ。
理由は説明出来ない理屈は解らない。
だが、これだけは解る。ヤバい、このままだと狙撃される!

パーン!!
音は聞こえていない。
がスナイパーライフルから放たれた弾丸が見える。
俺は速すぎる物を見るとそれを遅く見る事の出来る能力が有る。
が、スナイパーライフルとなると流石に速すぎる拳銃の弾丸の比ではない。

(やべ、間に合え!?)

俺は監視者に撃たれた事を気付かれないように避けたようにして動く。
こうしているうちに弾は俺を貫こうと来ている。
出来るだけ早くでも速すぎずを基本に俺は動く。
さっとしゃがみこみ、俺は足元にいる猫を抱っこする素振りをする。

「カーーーーン!!」

弾丸は俺を通りすぎ電信柱に直撃、そして貫通し止まる。

(ど、どうだ俺は弾丸を避けたんじゃない猫を抱っこしようとしたんだ)

避けたのでは無い猫を抱っこしようとした!!
そんな言い訳に似た言葉を俺は監視者に送る。
聞こえる筈も無い事は解る、だが、此処は諦めてくれ!!

(スナイパーライフルは一発で標的に当てる事を得意とした奴が使う一撃必殺武器
これ以上、こちらを狙撃すればそちらの位置も掴みやすくなる。
なら、此処は諦めて引いてくれ!)

俺は猫を抱っこしながらも見ていない振りをして狙撃者にめを向ける。
距離が離れ過ぎて狙撃者の姿は見えないがあのビルから俺を狙撃をして来た事は解った。
スナイパーライフルを使う奴の基本は位置がバレたら速攻で逃げるのがセオリー
標的とは離れている場所から狙撃したとしても軽装のスナイパーライフル使いが単体で戦闘を行うのは
無謀、勝ち目の無いゲームと言った所だ。
ここから狙撃者は俺を狙って撃ってきたなら相当の実力者
外したなら一旦、戦略的撤退後にもう一度挑むのが常識そのもの。

「パーーーーーーン!!!」

もう一発目!?
予測してい無かったもう一発目が撃ってくるとはセオリーを無視して撃ってきた!?
俺は馬鹿だ、そんな事、少し頭を捻れば考えられそうな事なのに俺は考えなかった。
狙撃者が逃げると信じ込んでいたから、俺はそんな考えを捨てた。

(どうする、どう避ける!?)

猫を抱っこした状態で急に体を下げたら不自然だ。
それにそうな避け方をしたら狙撃者は俺が狙撃者に存在を知っていたと
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