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ロックマンX〜朱の戦士〜
第十二話 Recon Base Ruins
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ながらこのざまか?」

右肩のキャノンをカメリーオに向けたままVAVAは嘲笑う。

カメリーオ「あ、あんた…」

VAVA「お前の悪あがきも楽しませてもらったがね。そろそろ飽きてきたぜ…ほらよ」

フロントランナーの砲弾がカメリーオの頭部を吹き飛ばす。

カメリーオ「ギ、ガギャ、ギャ!!」

VAVA「お?まだ生きている上に少しだけ会話する能力が残ってんのか」

カメリーオは致命傷とはいえ、会話をする能力がまだ残っている。
VAVAはカメリーオの生命力に心底感心した。

VAVA「頭を吹き飛ばされた気分はどうだカメリーオ?風穴が空いてすっきりしただろう?」

VAVAは嘲笑いながらカメリーオの脇腹を蹴り、木に叩きつける。

VAVA「さて…」

VAVAは僅かに痙攣するカメリーオの元まで行くと、カメリーオの腹部を引き裂いた。

カメリーオ「ギャヒ!!?ひヒひひひ…」

どうやら今ので電子頭脳がイカれたらしい。
まあVAVAにとってはどうでもいいのだろうが。
VAVAは引き裂いた腹部に手を突っ込み電磁迷彩の機能を引っこ抜いた。

VAVA「さて、目当ての物は手に入った。お前にはもう用はない。死に果てろカメリーオ…」

脚部の兵装・バンピティブームをカメリーオに放つ。
爆弾は爆発し、カメリーオを鉄屑にした。

ルイン「VAVA!!」

カメリーオを追い掛けてきたルインがVAVAを睨み据える。

VAVA「よう、ルイン。毎回毎回姿が変わるが、自分を着せ替え人形にする趣味でもあるのか?」

ルイン「君こそ毎回毎回嫌みったらしい奴だね君は…何ならここで殺り合う?」

VAVA「くはっ…面白いじゃねえか……だが、俺にはまだしなくてはならないことがある。機が熟した時、相手をしてやる。エックスやゼロともな。今回はこれで失礼させてもらうぜ。次に会う時が楽しみだ。その時にお前達と決着を付けるとしよう」

イーグリードのデータを参考にして造られたスピードデビルの恩恵だろうか…?
イレギュラーハンター最速を誇るクワンガーと互角かそれ以上の速度でこの場を後にした。
ルインはカメリーオの残骸と奇跡的に無事だったDNAデータを回収し、前線基地を後にするのであった。
空を、見上げた。
雲一つない。
眩しいばかりに太陽が輝く。
まるでエックスのアーマーのような青い空。
決着の時が近づいている…。
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