第十二話 Recon Base Ruins
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HXアーマーからZXアーマーに切り換え、奥へと進むと扉が開かれる。
そこにはスティング・カメリーオが嫌みたらしい笑みを浮かべていた。
ルイン「スティング・カメリーオだね」
カメリーオ「にににに…そうだよ。あんたが噂の特A級イレギュラーハンタールインか…」
ルイン「どうして君達はシグマに与するのか教えてもらえるかな?」
カメリーオ「さーな、中には人質に取られて仕方なくってのもいるかもしれねえがな。まあ俺としてはイレギュラーだろうがなんだろうが、のし上がれりゃそれでいいしな。」
ルイン「イレギュラーだね…正真正銘の…スティング・カメリーオ。あなたをイレギュラーとして排除します。」
ZXバスターを構えてフルチャージショットを放つ。
砲撃がカメリーオを捉えたかに見えたが…。
ルイン「やった…なわけないよね!!」
背後に悪寒を感じて、飛び上がると緑色のレーザーが床に当たる。
カメリーオ「ににに…どうしたんだあ?俺を排除するんだろ?」
ルイン「噂以上の奴だね…あれを簡単に避けるなんて」
完全に不意を突いた一撃であったのにも関わらず、回避した上に反撃してきたカメリーオにルインは敵ながら感心してしまった。
カメリーオ「にににに…お楽しみはこれからだぜ」
カメリーオは電磁迷彩を使い、姿を隠す。
ルインはZXバスターからZXセイバーに切り換えて構える。
ルイン「(どこ…?どこから仕掛けてくるの…?)」
辺りを見回すルイン。
姿形も、熱源すらも探知出来ない。
視界も狭いため、ここはカメリーオの独断上だ。
ルイン「(目やデータに頼っちゃ駄目……)」
全ての感覚を限界まで引き上げる。
僅かな物音も聞き逃さないように。
そして…。
ルイン「………そこ!!」
右斜め前方からした微かな音を頼りにチャージセイバーを叩き込む。
しかし…。
ルイン「っ!!?」
ルインが叩き斬ったのは電磁迷彩機能を装備させた鳥型メカニロイドだった。
カメリーオ「ににに!!あめえぜ小娘!!」
ルインの背後に来ていたカメリーオのレーザーがZXセイバーを吹き飛ばし、カメリーオの舌がルインの腕に絡み付き、壁に叩きつけられる。
ルイン「くっ…まさか、メカニロイドに電磁迷彩を…」
カメリーオ「にに…武器は使い物にならなくなっちまったな。それでどうやって戦うつもりだ?」
貫通力の高いレーザーを至近距離で受けたZXコンポジットは内部の機械が露出していた。
セイバーモードもバスターモードも機能しない。
ルイン「(確かにZXコンポジットは使い物にならない…だけどどうすれば…この狭い空間じゃあHXアーマーもFXアーマーも使えない。)」
この狭い空間で
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