暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL 忘却の最期
第8話 呪歌と死神
[4/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
。」

「ラストの言う通り相手は全員魔導士、軍の一個小隊では話にならない。」

エルザ達が駅のホームに出ると

「ククク、やはり来たか。妖精の尻尾のハエ共」

そこには大勢の魔導士がいた。全員、鉄の森の魔導士達だ。

「な、何この数!?」

「鉄の森はそれなりに規模が大きいギルドだったな確か・・・」

「貴様がエリゴールか!?」

魔導士達の後ろの列車の上にいる大鎌を持った男

あれがエリゴールのようだ。

「あれ、あの姉ちゃん・・・」

「なるほど、計画バレたのお前のせいじゃん」

「ナツ起きて仕事よ!」

「無理だよ!列車→魔導四輪→ルーシィとラスト、乗り物酔いの3コンボだもん」

「あたしらは乗り物かい!?」
「オレらは乗り物かい!?」

場違いなやり取りを余所に

「ハエがぁ・・・!お前らのせいで俺はエリゴールさんに・・・!」

鉄の森の魔導士 カゲヤマがこちらを睨み付けていた。
ナツが会った妙な奴とはカゲヤマのことだったのだろう

「この声・・・!」

酔いが醒め始めたナツがカゲヤマの声を聴き目を覚ます。

「貴様らの目的はなんだ!呪歌で何をしようとしている!?」

「わかんねぇのか?駅には何がある?」

そう言いながらエリゴールは風を纏い宙に浮かんだ。

「飛んだ!?」

「風の魔法だ!」

鉄の森の魔導士全員がニタニタ笑い、エリゴールはスピーカを軽く叩く

「呪歌を放送するつもりか!?」

「ええ!?」

「何だと!?」

「呪歌は機械越しでも相手を呪殺できるのか!?」

「ふははははは!!」

ラストの疑問に答えずエリゴールは高笑いを上げる。

この駅には大勢の野次馬が集まっている。

音量を上げれば町全体に呪歌の音色が響きあたる。つまりエリゴールの目的は・・・

「大量無差別殺人か!?」

「これは粛清なのだ。権利を奪われた者の存在を知らずに権利を掲げ生活を保全している愚かな者どもへのな!」

エリゴールは口角を上げ不敵な笑みを浮かべる。

「この不公平な世界を知らずに生きるのは罪だ。よって死神が罰を与えに来た。
死という罰をな!」

「そんなことをしたって、権利は戻ってこないわよ!」

「ああ、元々は禁止されている暗殺依頼を受けたお前達の過失だろ。」

ルーシィとラストはエリゴール達を否定する

「ここまで来たら欲しいのは“権利”じゃない、“権力”だ!権力があれば全ての過去を流し未来を支配することだってできる!」

「アンタバッカじゃないの!?」

「残念だなハエ共!闇の時代を見る事なく死んじまうとは!!」

カゲヤマが影の魔法でルーシィを攻撃しようとする

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ