第184話 新・妖精の尻尾
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ウェ「!」
ショ「マスター。」
全員の視線がマスターに集まる。マスターは目を伏せると、ため息混じりに呟いた。
マカ「この決断が、今年の大魔闘演舞の運命を大きく左右させる事になるじゃろうな。たった今、大魔闘演舞の主催者側から、A・B両チームの統合命令が言い渡された。」
フ「なっ!?」
ユ「統合命令!?」
リョ「(やっぱり・・・)」
マ「何で何で?」
マカ「死者の仮面・・・いや、高速の弾丸の失格により、参加ギルドの数が11となって、バトルパートの組み合わせが奇数では困るとの事じゃ。なので、A・Bチームを1つにして、新規5人でチームを再編成しろ・・・とな。」
グ「去年と一緒じゃねぇかよ。」
エル「点数はどうなるんだ?」
シャ「今年も低い方に準ずるんじゃないの?」
マカ「いや、去年低い方に準ずったから、今年は高い方に準ずる事になった。」
エ「という事は、Bチームの54ポイントという事か。」
ル「まぁ、主催者側の判断なら仕方ないわね。」
ウェ「でも、更に強いチームを作れるって事ですよね。」
ショ「でも、残ってる種目はこれからやるタッグバトルだけだよな?今から5人決めても、ほぼ意味がないんじゃ・・・?」
ショールの疑問をポーリュシカが振り払った。
ポ「いいや・・・明日の休みを挟んで、最終日“5人全員参加”の戦いがあるはずだ。」
そこまで言うと、ポーリュシカはA・Bチームの全員を見渡しながら、
ポ「この12人の中から、慎重に選んだ方がいいよ。マヤは無理だけどね。」
マ「えぇーーーーーっ!!?そんなぁ〜・・・」
しゅんとマヤが小さくなる。それとほぼ同時に、ガタンと音を立てて勢いよじゅナツが椅子から立ち上がった。
ナ「俺は絶対に出て、マヤの敵をとるっ!マヤを傷つけられたっ!マヤを笑われたっ!俺は絶対に、アイツ等を許さねぇっ!!」
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観客達の声が飛ぶ、飛ぶ、飛ぶ。バトルパートが始まる前から、会場は大騒ぎだ。
チャ「妖精の尻尾のチーム再編成も終了し、いよいよ、大魔闘演舞4日目バトルパートに突入しますっ!」
ヤ「4日目のバトルパートはタッグマッチなんだよね?」
ラ「2対2ですか。楽しみですね!ありがとうございます!」
チャ「今回は、すでに対戦カードも公表されています。」
『大魔闘演舞4日目バトルパート タッグマッチ対戦カード表』
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