第184話 新・妖精の尻尾
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答える。その笑顔にとても無理をしている感じの素振りは無かった。それを見てリョウも小さく微笑んだ。
ナ「アイツ等ァ・・・!」
ウェ「ナツさん、言いたい事は分かっています。」
ショ「皆、ナツと同じ気持ちだ。」
グ「ここで暴れたって、意味がねぇだろ。」
フ「今は抑えろ。」
ナツは必死に怒りを抑え込もうとするが、拳だけは怒りに敵わず、小刻みに震えるばかりだった。その時、
マ「・・ぅ・・・」
ハ「マヤ!」
マヤの小さな呻き声にハッピーが声を上げ、全員の視線がマヤに集まる。
マヤはしばらく薄っすらとオレンジ色の瞳を開けたり閉じたりを繰り返し、天井を見つめたりという動作を繰り返していた。
マ「こ・・ここ、はぁ・・・?」
ウェ「医務室です。」
エ「『空船戦』でレヴルに倒され、ここに運び込まれたんだ。」
ル「覚えてる?」
ウェンディ、エルザ、ルーシィの順に説明をする。
マヤはしばらくきょとんとした表情を浮かべていたが、
マ「・・・あ、そう・・だった・・・・」
すぐに思い出したかのように頷いた。が、マヤの表情はすぐに曇った。
マ「じゃあ、私・・・負けた、んだ・・・」
悲しそうに呟いた。
ユ「でもマヤすごいよ、2位だよ。」
リョ「8ポイント獲得して、今は54ポイントだ。」
フ「よくやったじゃねぇか。」
因みにルーシィは3位で6ポイント獲得し、現在44ポイントである。AチームとBチームは10ポイントの差がある。
マ「あ。か・・火炎、石は・・・?」
急に不安そうな表情になるマヤ。そんなマヤの左手の中に、ナツが強引に何かを握らせる。マヤが手の中を見てみると、赤く光り輝く石―――火炎石があった。
シャ「ナツが必死になって探してくれたのよ。」
ナ「もうぜってぇ手放すんじゃねぇぞ。」
マ「うん。」
マヤは嬉しそうに手の中にある火炎石を見つめた。
マ「ナツ、ありがとう。」
ナ「おう。」
白い歯を見せながらナツも嬉しそうに笑った。
ショ「それにしても・・・」
エル「汚ねぇ奴等だな、銀河の旋律ってのは。」
ト「レヴルさんという方、酷いやり方ですね。」
ル&マ「待って!」
トーヤの発言にルーシィとマヤが同時に声を上げ、全員が不思議そうな顔をする。
エ「どうしたんだ?」
ル「私の勘違いかもしれないけど、レヴルは悪くないと思うの。」
マ「え?ルーシィも?」
ル「マヤも?」
他の皆はもちろん、ルーシィとマヤも顔を見合わせて不思議そうな顔をする。
ハ「ルーシィ、今、「レヴルは悪くないと思う」って言ったよね
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