第十一話 New-type Airport
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第7部隊旗艦であり彼の乗艦であるデスログマーは反乱軍の空中要塞となり、空路を遮断するため空港を制圧している。
ゼロ「(止めてやるさ…)」
メカニロイドの群れを単体で灰燼に帰していく。
ゼロには不明な点が多い。
制作者が不明。
エックス、ルイン同様、解析出来ないブラックボックスが多すぎるという、極めて例外的なレプリロイドである。
その不明な点に恐らくゼロの正体があるのだろうが。
ゼロにとってメカニロイドは大した敵ではない。
ただ面倒な障害物でしかないのだ。
いくら破壊しても沸いて来るメカニロイドに辟易してきたゼロはバスターを元に戻すと拳を握り締めた。
全力を込めて地面を殴りつける。
ゼロ「アーーースクラッシュ!!!!」
一瞬のうちに地面には亀裂が走り、砕けた岩片がメカニロイドを巻き込んで宙へと舞った。
その直後の衝撃波で機体はバラバラに裂け、小さな鉄片となり地へ振り注いだ。
ゼロ「…………」
ゼロは辺りを見回すが、もうメカニロイドは残ってはいないようだ。
先へ進もうとしたらある物が視界に入った。
ゼロ「あれは…」
ゼロはカプセルのようなものを発見し、カプセルに歩み寄る。
近付くと起動し、白衣の老人のホログラムが映し出された。
ゼロ「…っ」
優しげな老人だった。
懐かしい…どこかで会ったことのあるような…そんな気持ちを抱かせる男だった。
老人はゼロの姿を認め、笑いかけた。
ライト『君は…ゼロだったかな?』
ゼロ「あなたは一体…?」
このホログラムは生きているのか…?
驚愕しているゼロに老人は優しく話し掛ける。
ライト『いつもエックスのことを…感謝している…これからもあの子を助けてやってほしいのだ』
ゼロ「何故あなたがエックスを知っているのですか…?」
ライト『…すまないが、それを言うことは出来ない……許してほしい…このカプセルにはボディパーツを遺した。エックスがこれを装着すれば、エックスの防御力を飛躍的に高めることが出来る…代わりに受けとってエックスに渡してほしい…後はこれをルインに』
ゼロ「それは…?」
ライト『彼女のアーマー解除プログラムじゃ…これを彼女に使えば彼女の封印されたアーマーを解除することが出来る…私は残念ながらルインと同じように君の仕組みが分からない…故に君のパワーアップパーツが造れないのじゃ…申し訳ない』
ゼロ「気にしないで欲しい。エックスにパワーアップパーツを…ルインには解除プログラムを渡しておく」
ライト『すまない…しかし、君のためのパワーアップパーツは造れないが…秘められた力を解放することは出来そうじゃ……』
ゼロ「何だって…?」
ライト『このカプセルで力を解放するかどうかは君の自
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