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妖精の義兄妹の絆
希望のギルド
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りをかました。
「んたなもの、全部オレが燃やして…。」
その時だった。コブラがキュベリオスの背中を踏み台にしてさらにナツたちにダメージ与えた。
「!!」

ガリ

吹き飛ばされたナツはハッピーのおかげで遠くまで飛ばされずになんとか踏ん張ったのだ。
「サンキュー、ハッピー。」
「あい。」
「!」
ナツは目の前にいるコブラを見て驚く。

ばさっ シャアア

なんとキュベリオスが羽を広げ宙に浮いてその背中にコブラが乗っていた。
「ぬあ!!!」
「ヘビが飛んでるよ!!!」
「てめぇ、オレの聞いた話じゃ乗り物に弱いと言わられてなかったか?」
「ハッピーは乗り物じゃねぇ!!!」
「そうだー!!!」
コブラはそれを聞いて納得した。
「なるほど…。だから常に飛んでいると言う話か。乗り物“ニルヴァーナ”に立つことはできないから。」
「どけよ!!!オレはこのデカブツ止めるんだ!!!」
「やれるモンならやってみやがれ、ブレインには近づかせねぇ。」
コブラはブレインを守る盾としてナツの前に立ちふさがる。
「あいつが動かしてんのか。」
「来いよ、滅竜魔導士。」
「おっしゃ……と見せかけて狙いはアイツだ!!!」
ナツはコブラの意表をつきブレインに攻撃を仕掛けようとするが、

バチィ

「んが。」
それをキュベリオスが尻尾を振るい阻止する。

きゅるるる ピタッ

「軌道を読まれた…。」
「え?」
ハッピーの言葉にナツが驚く。
「聴こえてんだョ、てめぇの動き。」
ナツはじっとコブラを睨む。
「そうだ、それでいい。遊ぼうぜ。」
ここにナツとコブラの戦いの火蓋は切って落とされた。













「うっ。」
「大丈夫ですか?やはり先程の戦いで…。」
ここはニルヴァーナの上空
タクヤとエマは先程までの戦いに終止符を打ち、ニルヴァーナの本体へと到着した。
だが、タクヤは先の魔導散弾銃による攻撃によりダメージを受けていたのだ。
「これくらいなんともねぇ…。それより早くウェンディたちと合流しねぇと敵に出会したらやべぇ。」
「タクヤ…。」
タクヤは怪我を負った箇所を押さえながら言った。
「あれ…、ウェンディとシャルルじゃねぇか?」
「あっ!本当ですね…。よかった、敵には遭遇してないみたいです!!」










「はぁはぁ…はぁはぁ…。」
「ごめんねシャルル。無理させちゃって。」
シャルルは長時間空を飛んでいたため魔力と体力が無くなり息を切らしている。
「私の事はいいの。それよりアンタ、こんなトコまで来てどうするつもりなの。」
シャルルの問いかけにウェンディは顔を伏せてしまった。
「まだ、ジェラールってのを追って…
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