暁 〜小説投稿サイト〜
妖精の義兄妹の絆
希望のギルド
[5/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
意識の中、必死にこの言葉を絞り出した。
「く、くそ…が…。ガクッ」
リーダーはそう言うと気絶してしまった。
「ったく、手間取らせやがって。」
「タクヤーー!!!!」
振り向くとエマが涙を流しながらタクヤの胸へ飛び込んできた。
「わっ、どうしたんだよ!!?」
「うぅ、ホントに死んじゃったんじゃないかって…私…。」
「あんなのにやられるオレじゃないことぐらい知ってんだろ?」
「でもぉ…。グズ」
それでもエマは涙が止まらなかった。
「ほら、泣いてる場合じゃないだろ?早くニルヴァーナに向かわないと…。ウェンディとシャルル、みんなも心配だ。」
「グズは、はい!!!そうですね!!!大分魔力も回復しました!!!」
「よし!!じゃあ行こう、仲間たちのもとへ!!!!」
「はい!!!」
そう言ってタクヤとエマはニルヴァーナへと飛んでいったのだった。















各地で連合軍はニルヴァーナへと向かっていた。
「メェン?」
一夜はニルヴァーナに到着しているものの手足が縛られている上、高い所になった木の枝にぶら下がっていた。
「こ、ここはどこなんだ!?オイオイ、ナマイキな小僧どもはどこに行った!?
どうなっているんだぁぁぁ!!!!メェーン。」
一夜はただ叫ぶことしかできずにいた。
すべての脚を地中から出したニルヴァーナはやがて歩き出した。

ズシィ ズシィン ズシィン ズシィ

「うぷ。」
「何してんだ、ナツー。」
「ちょっと!しっかりしなさいよー!!」
ナツは登るのを止めてその場に停まった。
「こ、これ…乗り物じゃねぇか…?」
「動いてるけど乗り物じゃねぇ!!!そう思い込め!!!」
グレイはナツにむちゃくちゃな事を言っている。
「キ、キモチ悪りぃ…。」
「こ、これタコの足だから!!!あんた生き物の上なら平気でしょ!!」
「タコは森にいねぇし。」
「妙なトコこだわらない。」
ルーシィがナツにつっこむがナツにとっては冗談ではないらしい。
次第にナツの手から力が抜け、どんどん脚から落ちていっている。
「!!」
「ナツ!!!」
「バカ!!!力抜くんじゃねぇ。」
ルーシィとグレイはずり落ちていっているナツを掴もうとするが遅かった。

ピューー

「お。」
「きゃあぁぁっ。」
「ナツーー!!!」
ナツは脚から落ちていった。このままでは地面に落ちて体が粉々になってしまう。
「わあぁぁぁぁぁあぁぁ。」
そこに、

キィィィン

何かがナツに向かって飛んでくる。

ギュウウウウン がし

それはハッピーだった。間一髪の所でナツの救出に成功した。
「ハッピー!!」
「はぁ。」
ルーシィとグレイもひとまず安心
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ