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妖精の義兄妹の絆
希望のギルド
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みてぇだ。」
「なんと、滑稽な…。ふははははっ!!!!哀れだな、ジェラール!!!!ニルヴァーナは私が頂いたァ!!!!」
「させるかァ!!!!」

ダッダッダッ

エルザがブレインに斬りかかっていった。だが、
「目覚めよ!!ニルヴァーナ!!!」

ドッ ゴアアアア

「!!!ぐぁっ。」
「エルザ!!!!」
ブレインの掛け声と同時に大地が崩れ始め、エルザが巻き込まれた。

ゴゴゴゴゴ

「姿を現せェ!!!!」
「おぉぉぉっ!!!!聴こえるぞっ!!!!オレたちの未来が!!!!光の崩れる音がァ!!!!」

ズゴゴゴゴ

大地は激しい光に包まれていく。
「ジェラール!!!」
「エルザ!!!」
二人は大地が崩れたことにより宙に浮いていた。このままでは二人の身が危ないだろう。
だが、そんな事を考えている余裕などあるはずがない。

ゴッ

ワース樹海の中心が激しい光により崩れていった。
その光景は樹海にいる者だけでなく、数十キロ離れた者でも肉眼でも見えるだろう。
それだけ激しく、巨大な光なのだ。

ボゴォ ゴゴッ ボゴゴゴッ

光が出ている大地からなにやら脚のようなものが次々出てくる。

ゴゴゴ

「何だーっ!!?」
「そこら中の地面から…。」
あちこちで大地が隆起しているため、安全な所などどこにもない。

ガゴォ ドガッ ガガガ

「ひえーっ。」

ズガガガッ

「うわ。」
「きゃあ。」
「ぐあ。」
ナツたちの足元からも脚のようなものが出てきた。

ゴガァ ズガァ ゴガァドゴゴ

空を飛んでいたウェンディとシャルルは空から見た光景に驚愕した。

オオオオオ

そして、光が次第に消えてニルヴァーナが姿を現した。それはまるで国が丸々一つ移動しているようだ。
「ついに…!!!ついに手に入れたぞォ!!!!光を崩す最終兵器、超反転魔法ニルヴァーナ!!!!!
正規ギルド最大の武器である結束や信頼は今…この時をもって無力となる!!!!」
ブレインはそう叫びニルヴァーナを操縦しだした。









「く…うぅ…。」
エルザはジェラールを掴み、かろうじて崖に手をかけている。それは予断を許さない状況だ。
「エルザ…。」
「自分の体にかけた自律崩壊魔法陣を解け。おまえには生きる義務がある。
たとえ、醜くても…弱くても…必死に生き抜いてみせろ…。」
「オレは…。」
ジェラールは口を濁す。記憶がなくとも過去の過ちが消えることは決してない。
「ニルヴァーナを止められなかった。」
ニルヴァーナの破壊することも出来なかった、ジェラールには生きる道が見えなかった。
「もう…終わりなんだ……。」
エルザがジ
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