第三章 悪夢
第9話 戦いの果てに 3
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ある所では、
ロング黒髪の女の子が、紅く染まった夕焼けを見ていた。
そして力強く手を握り締めて、自分の頬を両手で叩いて気持ちを入れ替えていた。
佐天「強く……なりたい……」
ある所では、
白髪で杖をついた男がベットの上で仰向けに寝転がっていた。
そして、手を掲げるように真上に上げ、何かを掴み取るように手を握り締めた。
一方「……俺は越える……自分を超えて見せる……ッ!」
ある所では、
ツンツン頭の高校生が『ある人物』と修行していた。
それは、時間がかかるものであり、同時に超越した力を手にするものでもあった。
自分の右手を見て、そして強く握り締めた。
上条「……もう……誰も死なせやしない!」
ある所では、
青い髪の男が慰められていた。
プリンセスと呼ばれている女の子に。
そして、慰められたおかげで、自分に欠けている重要なピースが埋められたような気がした。
だから言う。
士道「……ありがとう、十香」
そして、
さまざまな思いの果てに、彼らは動き出す。
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