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Le monde br?l?.
はじまりの物語
Point de l'attaque de tourner.
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た。
「おう坊主!邪魔だ!どけっ!」
「うわっ!?」
走って出て行く筋肉質の男に跳ね飛ばされ、よろけながらも飛行機の方へ歩みを進めていく。
「大きい...」
吊られたその物体の真下まで来て、見上げてみる。
「すごいなぁ、これ...何だろう...」
その瞬間だった。
「あっ、お前さっきの...」
「あ、監督さん!」
彼はユーラを見つけるなり駆け寄って言った。
「勝手に色々なところに入るんじゃない!特にここは関係者以外立ち入り禁止だ!」
「で、でも...」
「出て行け!」
ユーラは担ぎ上げられ、部屋から放り出された。
「ちぇ...」
結局暇になったユーラは射撃場へ向かい、許可を得て射撃練習をしていた。


そんなこんなで数日が経ったある日の昼下がり、全体放送が流れた。
「各員、10分以内に屋内に退避せよ!繰り返す。各員、作業を中断して屋内に退避せよ!」
「何だ...?」
5分して、サイレンがなり始める。それほど外で作業している人間はいないので、退避はすぐ終わったのだろう。1分程でサイレンは止んだ。
「これから30分、屋外へ出ることを禁止する。全員窓や壁から離れていること。」
「何があるんだろう...」
気になったユーラは窓から外を見ていた。
1分、2分、3分...
何も起こらなかった。
「何だ、何でもないんだ...」
そう思って窓を開けた瞬間、豪風が吹き込んでくる。
慌てて窓を閉め、おとなしく30分待つことにした。
そして30分後。
「警報解除。外出を許可する。」
その放送の少し後、人々がわらわらと外に出始める。ユーラも外に出て、基地内を色々探しまわってみたが何もなかった。
「何だったのかな...」
不思議なことばかりだった。それから数ヶ月、同じようなことが何度もあった。しかし、誰ひとりとしてその目的を知る者はいなかった。
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