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無様な最期
第六章
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れておいて」
 医師はここまで話すと素っ気無く看護士に告げた。
「いつものようにね」
「わかりました。それじゃあ」
 こうして田中は隔離病棟に連れて行かれた。そうしてその廊下で。
「うあああああああああああああっ!!」
 突如こう絶叫するのだった。しかしそれは病棟の廊下に空しく響いただけであった。誰もそれを聞いても何とも思わなかったのであった。


無様な最期   完


              2009・6・30

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