第一話
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ここで俺たちの事を紹介しておこう。
まず、俺。兵藤一誠は俗に言う転生者って奴だ。
え?そんな風に見えないって?
仕方ないだろ?俺からしたらわからないんだから。簡単に言えば俺には前世の記憶はない。なのに俺は自分が転生者だとわかっているという変な感じなのである。
小さい頃に両親が立て続けに死んでしまい、途方にくれて森の中を歩いている時に俺は彼女達にあったんだ。
今は俺の首に白い剣と黒い剣が交差する形のネックレスとして掛けられている女性……レスティアとエストだ。
森の中で途方にくれていた俺の事を心配してくれた心優しい二人だ。
その後は彼女達の正体を聞いたのだが……正直簡単には整理がつかなかった。
二人はその昔、戦争に投入された剣の精霊だというのだ。その時は信じられなかったけどな。
そして二人と交流する中で俺は精霊という存在がいる事を知った。
今日の夢で見た所は精霊達を束ねる精霊王が狂っているという情報をレスティアに聞き、彼らを狂わせている存在を殺す所だった。
その時にまあ、悪魔や堕天使、天使の存在を知ったんだけどな。
そして俺の隣を歩いているクレア・ルージュ、リンスレット・ローレンフロストは共に違う世界の住人だ。
彼女達は精霊達の住んでいる世界「元素精霊界」に住んでいる人間の女の子達だ。
彼女達の他にも俺の家には四人ほど住んでいる。
クレアの姉であるルビア・エルステイン (下の名前は違う事は気にしないでくれ)。精霊王達に使える姫巫女、フィアナ・レイ・オルデシア。誇り高い騎士の家系に生まれたエリス・ファーレンガルト。
彼女達が今、俺の家に住んでいる。何でも精霊王達の命でここに来ているらしいが、半分は彼女達の意志らしい。
そんな中にこの前、新たなる仲間が加わった。
「アーシア。こっちの生活には慣れた?」
「はい!皆さんのおかげです!」
「まあ、私達も最初は戸惑いましたものね。要は慣れですわ、慣れ」
クレアとリンスレットがアーシアの事を心配してくれている。
なんだかんだで皆に愛される存在がアーシアだ。
そして俺たちが通っているのは駒王学園。
ここは以前まで女子校だったのが確か……昨年辺りから共学になったため、女子の比率が異常に高い。
クレアとリンスレットと別れて (二人とは違う教室の為)教室につくと
「よっ!イッセー!おはよう!アーシアもおはよう!」
俺とアーシアに挨拶してくる男の存在。
先ほど言っていた男。名前は神名流星。
「ああ、おはよう」
「おはようございます」
俺たちはそれだけ言って自分の席に座る。俺の隣にちょうどアーシアが来たので俺と
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ