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【IS】例えばこんな生活は。
例えばこんな後書きは?
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たんです。ジェーンの心を潰すために”あの部屋”のロックを意図的に外したのも束の仕業です。ただ実験自体には関わっておらず、状況を利用しただけですが。
心の壊れてしまったジェーンと同期することが出来ないので、ニヒロは彼女のパートナーとされた後も長らく目覚める事はありませんでした。

それと、一応束とゴエモンの体質も。2人は同じ人間種の突然変異体ですが、能力が覚醒するのに条件があります。ISコアは前に山田先生がチラッと触れましたが、伝播性を持った微粒子を放つ特殊な物質を使用しています。この微粒子こそが人とISの間で共振を起こす伝達物質です。この伝達物質による共振は生まれつきの脳波によって揺れ幅や範囲が変わるのですが、ゴエモンと束の脳波はこの微粒子の波長と完全に一致するため、共振の範囲と情報伝達量が通常の人間とは文字通り桁違いです(これが束の言うテレパス的波動です)。ISの適性も実は脳波がどれだけ微粒子の波長と近いかで決まっています。微粒子の波長は束お手製のハーモニクス装置によって増幅することも可能ですが、実装しているのは今の所ツバキだけです。
そしてこの微粒子を取り込むことで、束とゴエモンの肉体は”本来と違う方法による体の運用”が可能になり、あり得ない身体能力を手に入れています。情報の共振が細胞レベルの影響を及ぼしていたのです。この不思議物質は宇宙由来の物質でして(これは束も知らない完全裏設定なんですが、地球外知的生命体が持ち込んだ物です)篠ノ之家の倉庫に偶然安置されていたのを物心つかない頃に束が発見したのがそもそもの発端です。
特に未成熟な子供の脳には刺激が強すぎたようで、このころから彼女の脳は特殊な構造に変わりました。ある程度成長した個体にはそれほど影響を及ぼさないのでゴエモンの頭が急によくはならないです。ちなみにこの物質を複製して内部に束オリジナルの新世代回路を組み込んだのがISコアとなります。

もう一つ、コア・ネットワークに関してです。ネットワークや情報伝達などのプログラムを組んだのは束ですが、この物質には元から同じ微粒子を放つ物質と影響し合う特性があったようです。つまり束はそれをデータとして残る形にしただけで、束が手を加えなくても非プログラム的ネットワークは構築されていたわけです。先行生産核にはこのネットワーク機能をプログラムとして組み込んでいませんでしたが、ミニ・ネットワークはコアたちが自分たちのデータを出し合いながら独自に組み上げたものです。コア・ネットワークはそれを基にしています。

割と突っ込みどころ満載の内容ですが、この小説の中だけの設定なので話半分に許容してもらえれば十分です。



さて、なんだか最終回っぽくなってしまいましたが、私的にはこの後二つほどビッグイベントを残しています。この物語は束の真意とその残り2つ
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