変化と不変の入り乱れ
東方変形葉17話「一通の手紙」
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リーダーの気を引き付けるのよ。ああ、戦わなくてもいいわよ。あなたの能力ならその2人に勝てるでしょうけど、倒したところで別に月を手に入れるわけじゃないからね。月への行き方を教えるわ。湖の水面に映る満月の虚実の境界を変化させなさい。そうすれば月へつながるでしょう。あなたは月の民のふりをし、その建物を探し出す。おそらく門番がいるでしょうから、あなたは倒れるふりをしてその人たちに保護してもらいなさい。そして、月のリーダーの気を引き付ける。数日間でいいわ。幽々子がこちらへ帰ったらあなたは隙を見て帰ってきなさい。実行は2週間後の満月よ。ちなみに、幻想郷には月の賢者の八意永琳がいることを忘れずに。もう一度言うわ。このことは口外してはならない。じゃあ、この手紙は処分してしまいなさい。
八雲 紫より
と、妖怪の文字で書かれていた。言語を変換できるだろうと考えたのはさすがだな。それにしても、すごい壮大な作戦だな。まあ、血が流れないなら別にいいか。そういや、千年前の雪辱とはなんだろう。この戦争が第2次と言っていたからきっと千年前にも戦争を仕掛けたのだろう。月の賢者、八意永琳は言ってみればスパイのようなものだろう。この手紙の内容を覚え、字も見えないほどにびりびりに破く。万が一内容をわすれてしまった場合、能力で復元できるように一応その紙屑は残しておく。夜空に浮かぶ、少しだけ白いところが見える月を見上げた。
続く
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