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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 〜運命の先へ〜
序章 「運命の始まり」
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と、一番上に『IS学園入学申請書』とデカデカと書いてある。・・・いや、待て。突然すぎて意味が分からん。
「・・・詳細な説明を。」
「オッケー!実はね・・・。」
「・・・つまり、織斑 千冬の弟である織斑 一夏と貴女の最愛の妹である篠ノ之 箒がIS学園に入学するから、その護衛を俺に頼みたいと。」
「そうそう!理解が早くて束さん嬉しいな♪で、どうかな?頼まれてくれる?」
考えれば考えるほど、「面倒」という言葉が頭の中を占領していく。俺は面倒なことには可能な限り首を突っ込まない主義だ。とはいえ・・・、
「・・・まあ貴女の頼みですし、構いませんよ。」
「ホント!?さっすがれーくん、束さん超嬉しいよ〜!ギュ〜!」
おおう、束さんの抱擁とは強烈な。正直これだけでも立派な報酬だが、俺はそんな単純な男じゃない。立ってる者は親でも使えって言うだろ?少しは利用しなくちゃ。
「ただし、条件があります。」
「うんうん、束さんに出来ることなら何でもやっちゃうよ!さあ、言ってみるが良い!」
豊満な胸を張って景気の良い返答をする束さん。出来ることって・・・、基本的に何でも出来るからなぁ、この人。
「まず専用機は俺の好きにさせてください。」
「全然オッケー!むしろ大歓迎だよ!あ、ただ展開装甲の試験運用だけやって欲しいんだけど?」
「問題ないです。元々それが欲しいからこそ提案したってのもありますし。」
束さんから頼んでくれるとは願ったり叶ったりだ。ああ、今から楽しみだなぁ、オリジナルの専用機。
「次、織斑 千冬の指導が受けられるようにしておくこと。」
「おおう、戦闘狂のれーくんらしい頼みだね!よしよし、ちーちゃんには親友の束さんから頼んでおいてあげよう!」
戦闘狂って・・・、俺は人より喧嘩が好きなだけですって。だって、楽しいじゃないですか 、暴れるのって。
「そしてラスト。」
「うんうん、ドンと来い!」
「入学後は、たとえどんなに束さんやクロエにとって不都合でも、俺の好きにやらせること。もちろん、束さんも俺のことを気にせず好きにやってくれて構いません。」
「・・・何で?」
え、何故これだけ理由まで?もしかして嫌なの?理由言うのちょっと恥ずかしいんだけど・・・。
「これは記憶を失って以来、俺の初めての青春ですから。その、この年相応の機会を自分勝手に謳歌してみたいんですよ。」
「・・・・・・・・。」
いや、無言って・・・、何か言ってくださいよ。柄にもないこと言って恥ずかしいんですから。
「・・・・んも〜!れーくん可愛い〜!」
そう言って再び思い切り抱きついてきた束さん。ちょっ、嬉しいけど苦しいですよー!
「よ〜し、可愛いれーくんの為なら束さん、全力で応援するぞ〜
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