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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
35 解答〜This is the answer.
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「俺はぶっちゃけ自分の推理が合っているか確かめに来ただけなんだ。一方的に話すから合ってたら正解といってくれ」
掟を気にしなくていい現状、本当なら今すぐにでもパチュリーの所に飛んで帰りたいところだけど、答え合わせをしないと気が済まないという知識欲がある。
あれかな、パチュリーの知識欲が移ったんだよ、きっと。
「…………」
「沈黙は肯定として、……まず俺達は根本的に全ての仮定が間違っていたんだ」
「根本的仮定?」
アリスは答えは解っているがそのプロセス…答えまでの筋道は解らないようだ。
「その前に結論から言う。人狼はワールさんとトウキさんの二人だ」
「それはそうかも知れないけど…伝承によると人狼は三体じゃなかったかしら?」
この場に生き残っているものは五人。俺とアリスは絶対に人狼じゃないから残りの三人の中に、または三人とも人狼の可能性がある。
この状況で騒がす、人狼であることを否定しないことは、クレイ君以外自分は人狼ですと言っているようなもの。
「そう、一つ目の根本的に間違っているものそれは伝承の『内容』だよ。伝承はなんだったっけクレイ君」
「……『夜に住まうものが村に三体現れたとき、この村に滅びをもたらす。阻止するには人狼を占うものと、死者の霊から人狼を見分けるもの、他のものを守るものそれぞれ一人ずつと、それ以外の人狼側ではないもので人狼を突き止めよ』です」
「一つ目の間違えは俺達は『夜に住まうもの』を人狼『だけ』だと勘違いしていたんだ。夜に住まうものは何も人狼だけじゃない。『吸血鬼』だって夜に住まうものだと言えない?」
「え…それじゃ!」
「そう。つまり『夜に住まうもの』は人狼の二人と吸血鬼の俺で三体なんだ」
まさか俺自身が予言の中に入っていたなんてびっくりしたよ。てっきり俺は不確定要素だとおもっていたから伝承のキーとなる数に入っているとは思わなかった。
「それに伝承の中には夜に、住まうものと人狼が区別れていることがおかしいんだよ」
「確かに…人狼を突き止めよってあるのにわざわざ夜に住まうものと言うなんて…」
でも、突き止めよ中に吸血鬼は含まれていない。まるで村人には害がないと予知されているみたいに。
現実、俺は村人を襲ってないから当たっているのだけど…。うーん。恐るべし伝承。
「人狼はワールさんとトウキさんの二人だけ。そしてクレイ君は人狼の協力者。そうだねぇ。仮に『狂人』とでもしておこう。その上で話を進めるよ。
第一の死亡者であるトラドさんは伝承を誰よりも知っている人だ。これが理由でトラドさんは殺された」
「誰もがわかることね。でもそれがどうかしたの?」
伝承を良く知っているから
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