第九話
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解。振り向いても大丈夫か?」
「大丈夫だ」
俺は言われて振り向き、そのまま倉庫の扉を開く。
「この中にしまったよ。安心しろ、壊したりはしてない」
「・・・一つだけ、返してもらうことは出来るか?」
俺が少女が捨てていた武器をもう一度倉庫に入れていると、そう声をかけてきた。
「どれだ?」
「一番小さいクナイだ。・・・こんなこと頼める立場じゃないのは、分かっているが・・・」
「はい」
俺が言葉を遮ってそのクナイを少女の手に置くと、殺女と暗殺者の二人がぽかんとした。
「・・・・・・」
「ただし、それで殺しにかかってきたら今度こそひん剥いて吊るす。そのつもりでいるように」
「・・・いいのか?」
「別にいいよ。そんなんで俺は殺せないし・・・大切なものみたいだし?」
「・・・恩に着る」
俺は立ち上がって寝室の扉を開け、リビングに入り、二人に向けて言う。
「とりあえず、朝食を取りながら自己紹介しようぜ。名前と年齢、趣味とかその辺。な?」
二人はあっけに取られていたが、そのままリビングに入ってくる。
さてさて、今日は三人分お食事を準備しないと、か。張り切っていきましょう!
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