第八話 Prototype Weapons Plant
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セルの中に入る。
エックス同様、エネルギーが充填されていくと同時に温かいものに抱かれるような感覚が身体中に満ちてゆく。
形状が変わっていくアーマー。
今までの朱を基調としたアーマーではなく、緑を基調としたアーマーである。
頭部と背部に巨大な翼を持ち、2本のエネルギーセイバーを装備している。
ルイン「これが、私の中に眠っていた力…!!」
満ち溢れんばかりのエネルギーにルインは拳を握り締める。
そして隣にいるエックスに向き直る。
ルイン「行こうエックス」
エックス「ああ」
ルインは頭部と背部の翼を展開し、エックスはフットパーツの出力を最大にして一気に中枢に向かう。
奥に行けば行くほど温度は高くなっていく。
現在の温度は人間には立ち入ることの出来ない場所だ。
エックスとルインは中枢一歩手前に到達した。
ルイン「いよいよだね」
エックス「ああ」
奥へと進むと中枢部には発電所を統括するコンピューターが設置されている。
そこには、ナウマン象型レプリロイド、バーニン・ナウマンダーがいた。
ナウマンダー「ふん、どうしてシグマめ…お前みたいなB級やこんな小娘の相手をしろなどと…」
エックス「シグマはイレギュラーだ。そしてお前も…!!」
ナウマンダー「確かにシグマはおかしな奴だ。エックス…お前がレプリロイドの未来だとか言ってな」
エックス「…………」
ナウマンダー「ふはは!!では未来を踏み潰すとするか!!」
ルイン「バーニン・ナウマンダー、イレギュラー認定します!!」
ダブルセイバーを抜き放ち、切っ先をナウマンダーに向ける。
ナウマンダー「おらよっと!!」
ナウマンダーが跳躍する。
エックスがフットパーツで強化された加速装置で攻撃範囲から抜け出す。
ルインも翼を展開し空中へ逃げる。
ナウマンダーが床に着地。
凄まじい振動が発生。
エックス「ぐっ!!?」
あまりの振動にエックスが体勢を崩す。
ナウマンダーはそれを見計らって、鼻から高温の火炎がエックスに向けて放射される。
ルインは一気に急降下して、エックスの腕を掴むと再び空中へと避難する。
火柱が消えたのを見計らい、床に着地する。
エックス「ありがとうルイン。助かったよ」
ルイン「いいってこと。それにしてもあの巨体を活かした攻撃は厄介だね…」
まともに喰らったらナウマンダーの重量も相まって確実にスクラップだ。
火炎で逃げ場を塞いでプレス攻撃で決める。
単純だが効果的だ。
エックス「どうする?」
ルイン「手がないわけじゃな
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