死亡フラグ貰いました。
1話:転生したけど死亡フラグ
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「なんだい?」
「俺って天国いけますか?」
正直、不安だ。生きている頃は決して良いことばっかししていたわけではない。やっぱり悪いこともしていた。親の言うことを聞かないこともあったし、教師に反抗したこともあった。それに地獄にも色々種類があるから、昔の行いに対しての地獄があるかもしれない。
「それはわかんないなぁ。うん、あの子達も楽しそうにやってたしねぇ」
度々、この人達の話に出てくる“あの子達”とは一体誰だろう?
「よし、君転生!」
「え!?」
「思い立ったが吉日! では早速。前はズコンだったから今度は......」
ヒュッ!
この音が何の音なのか、音源はどこなのか考える時間もなかった。
「最近の流行りは落とし穴だね!」
「ちょっと待てやぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあ!!」
ドップラー効果を発声させながら、俺は落ちていった。
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ...あ?」
気づくと俺は、草地に立っていた。というか、森? 落ちていたと思ったのだが。
「ここどこ? あれ、紙持ってる」
俺の手には紙。“説明書”の文字。なぜかは知らないが筆書き。達筆!
「いつの間に? えーと」
『 転生における説明書
どうだろう、びっくりしたかい? やっぱり、落とし穴だよね? 評価するなら拍手をどうぞ?』
「するか!」
なんというか、死ぬ思いをした。他の人にはやらないことを願う。被害者を増やさないでほしい。
『この世界は、なんと! あの子達も転生した“魔法少女リリカルなのは”の世界です。それも“Force”。格好いい武器がたくさんだね?
でも、先に転生したあの子達はその世界にはいないから。別の“魔法少女リリカルなのは”の世界にいるから。ご了承願う』
出来れば、先に転生した人達に会いたかった。確率は低いが、転生したなら次元管理局に所属かもしれない。
「つーか、“Force”か......。ヒロイン達25歳だっけ?」
『恐らく、原作ヒロインにフラグを建てるのは絶望的かと思うが、安心してほしい。素晴らしい特典を用意した。それは...』
俺の期待が高まる。素晴らしい特典と言うのだから、チート能力に違いない。“ゲート・オブ・バビロン”とか。あれが、一番いいと思う。
「その特典とは!?」
『君にはエクリプスウィルスをプレゼントしておいた! つまり君は感染している。殺戮衝動に、もしかしたら自己対滅とかあるかもしれないからお気をつけあれ。あ、ゼロ因子適合者じゃないから』
「......あんの、糞ヤロウッ!! どーすんだよ、転生していきなり死への危機!?」
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