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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth5-Bアムルの守護騎士団〜Glauben OrdeN〜
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。ならば・・・
(その主の想いを、ここで終わらせるわけにはいくまい)
毒などと言う姑息な手を使い、主と味方を討たんとする奴らフォーアライター・オルデン。“闇の書”の主オーディンの下に集いたる我ら守護騎士ヴォルケンリッターが一。
「我、盾の守護獣ザフィーラ。我が牙と爪、魔導を恐れぬのなら掛かって来るがいい」
――鋼の軛――
周囲に残存している敵性騎士数人を拘束条で貫き、魔力の核を抽出する。その際、核を無理やり抽出された者には激痛が起きる。実際にいま我が行っているその行為により、敵性騎士らが悲鳴を上げ、激痛に耐えられずに気を失っている者が出る。
「主と、その主が守ろうとしているものに害を及ぼそうとする貴様らに容赦はしない」
主が願いの為ならば、我は如何なる者にでもなろう。
『ザフィーラ。そちらの状況は?』
『シャマルか。順調に核の回収を進めている。主の容体は?』
『ダメ。悪化は抑えているけど良くもならないわ。やっぱり解毒剤が無いと・・・』
『シグナム達は戻っていないのか・・・?』
シャマルからは肯定の『ええ』と一言のみが返ってきた。森の方で大きな音がしていたが。フォーアライター・オルデンの将らが居ないところを見れば、おそらくシグナムとヴィータ、そしてアギトは将らと剣を交えているのだろうな。負けはしないだろうが苦戦は必至だろう。この者たちはかなりの手練だ。
『ある程度こちらが安定すれば我も加勢に行く。その間、主の事は任せたぞシャマル』
『判ってる。絶対に死なせない。オーディンさんにはまだやるべきことがあるんだから』
思念通話を切り、改めて残存戦力を見る。シグナム達が森へ向かう前に粗方沈めたため然程多くはない。ならば早々と片を付け、シグナム達の加勢に向かうとしよう。人間形態へと変身し、「おおおおおおおおおおおッ!!」迫り来る敵性騎士らへと突撃を仕掛けた。
†††Sideザフィーラ⇒シグナム†††
我が烈火の剣閃・紫電一閃。永きに亘って幾人もの敵を斬り伏せてきた、必倒の一撃だ。フォーアライター・オルデンの騎士団長ファルコ。奴はヴィータとの衝突で身動きがとれん。フュンフはアギトと睨みあい動けない、動こうとしない。他の騎士も居るが、援護に回れるだけの距離でもない。
決まればこれで決着だ。しかし油断なく、常に先を見据えなければ。勝利を確信したその一瞬こそが、最大の隙となる。そう気を張っていたからこそ、この刹那の時で私は気付ける事が出来た。気配。すぐ近くに何かが――いや、誰かが居る。考える暇もなく私は“レヴァンティン”の軌道を変更し、気配を察知した場所へ振るう。
「うごぉっ!?」
呻き声。ソレは居た。何も無い宙から突如として姿を現し、血飛沫を巻き上げながら吹き飛
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