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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth5-Bアムルの守護騎士団〜Glauben OrdeN〜
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う思ったのも束の間。連中の数人かが砂塵の中から出てきて、“レヴァンティン”の刃にそれぞれの武器をぶつけて、高速で螺旋状に回り続ける“レヴァンティン”の勢いを削ろうとしてきやがった。馬鹿野郎。完全な捨て身だ。シグナムと“レヴァンティン”の攻撃には魔力が付加されている。
カートリッジシステムの搭載されていない武器に止められるわけがねぇ。案の定、ソイツらは斬り飛ばされて、血を撒き散らしながら地面に強く叩きつけられて動かなくなった。ほら見ろ、言わんこっちゃねぇ。

「そこまで弱まれば十分だっつうの。なあっ!」

「ええ。もう十分だわ」

――ヴィント・バイセン――

本命はテメェらか。フュンフっていう融合騎が衝撃波を撃ってきた。それを迎撃するのがあたし・・・じゃなくて、「あたしはもうクルムじゃない!」っつうアギトだ。あたしより先に迎撃態勢に入ってたアギト。頼りになるじゃねぇかよ、先輩(アギト)

「解毒剤を渡せぇぇーーーーッ!」

――ブレネン・クリューガー――

「なら力づくで奪ってみせなさい、ゼクスっ」

アギトの火炎弾6発とフュンフの衝撃波が衝突した。数では優勢。だったけど、フュンフの衝撃波の方が威力が強かった。衝撃波の直撃を喰らった“レヴァンティン”は勢いを完全に殺がれて、結界としての効果を失っちまった。
ショックを受けてんなよ、アギト。真っ先に迎撃しただけでもカッコ良かったぜ。あとは・・・・「任せなッ!」って、あたしは弛んでいる“レヴァンティン”の合い間から躍り出る。四肢に装着してる鉤爪付きの籠手と具足のカートリッジのロードを終えて(なんつう武器持ってやがんだコイツ)高速で突っ込んで来たファルコと対峙する。

――ヴォルフ・クラオエ――

――ラケーテン・ハンマー――

「「おおおおおおおらぁぁぁあああああああッッ!!」」

数回旋回してからの遠心力いっぱいのあたしの一撃と、突撃力のあるファルコの貫き手の一撃が衝突する。くそっ、ラケーテンフォルムで強く打ち込んでんのに拮抗を崩せねぇっ。でもま、あたし独りじゃねぇからいいんだけどさ。

「紫電――」

“レヴァンティン”をシュベルトフォルムに戻したシグナムが、あたしとファルコの頭上を飛び越えて、ファルコの背後に降り立った。

「一閃!」

†††Sideヴィータ⇒????†††

此度の“闇の書”の主は、これまでの主とは全てにおいて違っていた。我ら守護騎士ヴォルケンリッターは、“闇の書”を完成させるためだけの道具であった。しかし主は我らのことを道具ではなく、戦友であり家族であると仰ってくれた。
それだけでなく“闇の書”を使い、力の支配者になる事を良しともしなかった。守りたいものを守り、救いたいものを救うために力を揮う。それが主の信念
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