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Myth5-Bアムルの守護騎士団〜Glauben OrdeN〜
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カートリッジをロードして、“アイゼン”を基本形態のハンマーから強襲形態ラケーテンに変える。続けてシグナムが「レヴァンティン、シュランゲフォルムだ」って指示する。“レヴァンティン”もカートリッジをロードして、

――シュランゲバイセン――

シュランゲフォルムになった“レヴァンティン”が周辺の木々を寸断していく。隠れる場所があるからダメなんだ。だったら無くせばいい。アギトが「すげぇ」って感嘆の声を漏らす。ま、うちの将がすげぇのは確かだしな。
次々と木々を薙ぎ払って、ようやく・・・「見つけたッ!」連中が姿を現した。平原に居た奴らと同じ迷彩柄の・・・鎧じゃなくて服のような騎士甲冑だ。

「やるな、剣士の姉さん。そしてそこの小さいお嬢さんも凄かったぜ。・・・・カートリッジシステム搭載の武器、・・・シュトゥラの高位騎士か? 良い腕を持ってるのは判るんだけど、あれだけの腕を持ってんならもっと有名になっててもおかしくないんだがなぁ」

アイツが将のファルコって奴か。四肢に装着してる籠手と具足全部にカートリッジシステムが搭載されてやがる。で、奴の近くで浮いてる小さいのが、「久しぶりね、ゼクス」ってアギトをギロッて睨みつける。アギトも「フュンフ・・・!」って威圧感を出して、フュンフを真っ向から睨み返す。良いぜ、アギト。気持ちで負けてたらどうしようもねぇからな。

「まぁいいや。さて、こんな事になってしまったけど、コレも戦争だ。勝つために俺たちは騎士としての誇りは捨てた。だから俺たちとぶつかり合いたいって言うなら――」

フォーアライター・オルデンの団長だっつうファルコが突然姿勢を低くしたと同時、他の奴らも姿勢を一斉に低くした。来る。そう思って身構えたと同時に、

「あんたらも何かを捨てる覚悟を持って・・・来なっ!」

連中は一斉に地面に向けて攻撃して地面を爆発させて、粉塵を起こしやがった。視界を封じる気かよ。シグナムと背中合わせにして周辺警戒。視界を潰したくらいであたしらに勝てるとか思うなよ、テメェら。“アイゼン”を改めて構え直して迎撃態勢に入る。あの低姿勢。ありゃ突撃するための踏ん張りだ。真っ向から突っ込んで来るか、それとも別の軌道で突っ込んで来るか。

『ヴィータ、シグナム、どうすりゃいいんだ?』

『・・・決まっている。向こうから来るなら、迎え撃つまでだ』

――シュランゲバイセン・フェアタイディグング――

シュランゲフォルムの“レヴァンティン”による攻防一体の剣刃結界があたしらを囲う。来いよ、フォーアライター・オルデン。突っ込んで来たら“レヴァンティン”にバラバラにされるぜ。砂塵が少しずつ晴れて行く。

(んだよ、偉そうなことを言ってても手も足も出さずに逃げたのか?)


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