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Myth5-Bアムルの守護騎士団〜Glauben OrdeN〜
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コが竜巻の蛇になって、シグナムに突っ込んだ。シグナムは咄嗟に横っ跳びで回避したから直撃だけは免れた。地面を抉りながらまた戻ってきたファルコ。今のでもう頭にキた。決闘云々とか言ってられっか。
カートリッジを一発ロード。二人掛かりでブッ潰してやる。だけどシグナムが『私とアギトだけで十分だ』って言ってあたしを制して、“レヴァンティン”の刀身に今まで以上の炎を纏わせた。つうか「熱っつ!」シグナムから離れる。あたしまで燃やす気かよ、あたしらの将は。

「解毒剤を持っていないのであれば、最早生かしておいても意味はない」

あ〜あ、シグナムの奴、虚仮にされて完全に怒ってる。そのおかげであたしはちょっと冷静になれた。今のファルコの言葉を真に受けていいのかどうか。もし本当だったら、後々メンドーになるかもしれねぇし、このままやっちまう方が良い。だけどもし。今のがあたしらの隙を創り出すための嘘で、本当に持ってるとしたら? 解毒剤ごとやっちまうかもしれねぇ。そうなったらオーディンや他の味方の騎士も救えない。

「おいっ、シグナム! ソイツを殺すのちょっと待――」

触れたモノを全部削るような竜巻の蛇になってるファルコを、真っ向から迎撃するつもりのシグナム。

「はぁぁぁああああああああッ!」

――紫電一閃――

止める間もなくシグナムは“レヴァンティン”を振るった。圧倒的な炎は竜巻の蛇の前でも消える事なく、竜巻の蛇に真っ二つにした。シグナムの後方に吹っ飛んでくファルコ。地面を何度も跳ねて転がって、一本の樹にぶつかって止まった。呻き声を漏らしながらも立ち上がろうとしてる。生きてやがる。んだよ、シグナムの奴。

「解毒剤に関してのあの発言。真偽を確かめていないからな。無暗に殺しはしない」

「そうかい。そいつはよかった」

あたしはすぐに解毒剤の事を問い質すためにファルコに駆け寄ろうとしたけど、その前にファルコを覆い隠すすげぇ竜巻が生まれた。あまりの風圧に吹き飛ばされそうになる。つうか目を開けてられねぇ。
そこに『今回は私たちの負けでいいわ』って思念通話。あのフュンフって奴からだ。竜巻が結界スレスレまで上がってく。逃げやがるつもりだ。なんとか追撃しようとすっけど、少しでも気を抜けば吹っ飛ばされそうだからどうしようもねぇ。

『フュンフ! あたし達が勝ったんだから解毒剤を渡せ!!』

アギトの思念通話があたしにも流れてきた。でも返事はない。竜巻が結界に当たりそうになった時、結界が消滅した。壊したんじゃなくて解除されたんだ。結界を張ってる奴らがどこかに居やがる。辺りにはもちろんそんな奴はいない。結界の外、つまりずっと遠くに居るのか。そんじゃあソイツはいい。今はファルコとフュンフの追撃だ。シグナムと一緒に空へ上がろうとした時、

『シ
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