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Myth5-Aアムルの守護騎士団〜Glauben OrdeN〜
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の物ばかりだ。

「各騎、これより戦闘を開始する。味方は白い甲冑を着た騎士団だから、間違って討たないようにな。敵性騎士団に関してだが、見ての通り相当やる。味方の援護は可能なら頼む。では私が戦場の中心に一撃を落とし、一時的に注意を逸らさせる。それを合図に降下開始。接敵後、各騎の自己判断で敵性騎士を薙ぎ払え」

「「「「「了解(ヤヴォール)!!」」」」」

防衛騎士団は私の空からの奇襲に慣れているため驚きはしないだろうが、敵はそうはいかないはずだ。情報で知ってはいても実際に見た事がなければ必ず動きを止める。そこが狙い目だ。左手を掲げ、風を集めて一振りの蒼き風槍と成す。結構キツイから根性をみせろ、防衛騎士団。

――巻き起こせ(コード)汝の旋風(アムブリエル)――

地上に向けて投擲。一直線に進み、ズドンッと地面に着弾。予想通り敵性騎士団は動きを止め、防衛騎士団は一斉に戦っていた騎士を弾き飛ばしてアムブリエルの槍から離れ、得物を地面に突き刺し体を固定。その直後、アムブリエルが爆ぜて全てを薙ぎ払う暴風となり、敵性騎士団を吹き飛ばす。戦闘開始のゴングが鳴った。
すぐさま「降下!!」と号令を出す。アギトと守護騎士が戦場へと降り立つ。並の騎士では決して勝つ事の出来ない、優秀な騎士たちが。私も地上へと降り立ち、防衛騎士団の団長に「団長、すまない。遅れてしまった」と声を掛ける。

「いえ、来て下さっただけでも十分です。それにしても騎士オーディン。貴方は相変わらずとんでもないお方だ」

さっきのアムブリエルの一撃を含め、これまでに共闘した三度の戦闘のことを言っているんだろう。

「褒め言葉だと受け取っておくよ、団長。それはそうと連中はどういった騎士団なのか、情報を貰えるか」

「はい。敵はイリュリアの上位騎士団の1つで、地駆けし疾狼騎士団(フォーアライター・オルデン)という連中です。奇襲や待ち伏せと言った手段を取るのが奴らの戦い方だったんですが、今回は真っ向からぶつかって来たんですよ。戦術を変えるとは。一体何を企んでいるやら。団長のファルコの姿も見えないし、注意が必要ですね」

フォーアライター・・・先駆者、か。その割にやってる事はゲリラだな。団長が言うには、フォーアライター・オルデンはいくつもある敵国強襲騎士団の先槍らしい。だから“先駆者の騎士団”という名を冠しているのか。団長から情報を色々と貰っていると、「銀髪に蒼と紅の虹彩異色・・・! 情報にあった悪魔か!」と数人の先駆者が襲いかかって来た。

「悪魔とはまた酷い通り名を付けられたものだな。まぁ否定はしないが」

――舞い振るは(コード)汝の獄火(サラヒエル)――

頭上から炎槍サラヒエルをいくつも振らせ、私たちと連中を隔てる壁とする。間髪いれずに、

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