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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth5-Aアムルの守護騎士団〜Glauben OrdeN〜
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前だろっ。あたしらは最強だっ」と雑な口調で答えた。モニカはヴィータを抱え上げ、「くはぁ、雑な口調がまた可愛い〜?」とクルクルとその場で回り始めた。
「や、やめろよ。あたしがこんなんで喜ぶガキじゃねぇんだぞっ」
「いいよいいよ〜、さっき言ったように敬語にならなくて〜♪」
我々は先程ルファとモニカに、敬語は必要ない、と言われた。ゆえにヴィータはすでに実行している。しかし私はやはり何者かに仕える守護騎士の将として確りしなければならないため、そう容易に口調を崩すことは出来ん。
「ちょっとモニカ。遊んでないできちんと選んであげてよ〜」
「判ってるよぉ〜。ヴィータちゃんは可愛い娘だからねぇ、目移りしちゃんだよ〜」
ルファに叱られるも、モニカは変わらずヴィータから離れようとしない。少しばかり鬱陶しく思っているような顔をしているが、力づくで逃れようとしないところをみると、ヴィータとて心底嫌がっているわけではないようだ。改めてエリーゼ卿に視線を戻そうとしたところで、この店の店主である若い女性が私の元へ歩いて来た。
「はじめまして。私、この店シュテルネンリヒトの店主ターニャって言います♪ 今後新しい御洋服をお求めの際は、シュテルネンリヒトを御贔屓にお願いします。では本題。ねえ、あなた達、見ない顔だけど、エリーゼちゃん達とはどんな関係なの?」
お辞儀でもして無言を貫こうと思えば出来るような気もするが、愛想がなく付き合いも悪いという事で主オーディンの評判を悪くするのもまずい。
「はい、はじめまして。私はシグナムと言います。エリーゼ卿と――というよりは、我々は主オーディンの知人です」
「オーディンさんの? へぇ〜ほぉ〜。ムフフ♪ エリーゼちゃ〜〜ん。もしかして大ピンチなんじゃないの? 色々とさ〜」
「ふえっ? な、何を言い出すのかなぁターニャさんは? あはは〜」
「嘘つくの下手過ぎ〜♪」
はしゃぎ合う2人をしばらく眺め、シャマルが「本当ですかっ?」と驚いた声を上げた。そちらに視線を移すとシャマルと目が合い、シャマルが3着の服を手に「主オーディンがデザインした服なんですって」と見せてきた。そうなのか。此度の主は本当に不思議なお方だ。医者でありデザイナーでもあるとは。
「オーディン先生は医者とは別に服のデザイナーもしているんです。その売り上げの一部は、お世話になっているという事でシュテルンベルク家に収めていて、残りは戦災で苦しむ街の支援の為に使っているんです。この半年間、オーディン先生は少しでもシュトゥラの為になればと頑張ってきて、今ではシュトゥラの有名人です」
「半年間・・・?」
「はい。オーディン先生は半年前にここベルカを訪れたんです。詳しいことは私が勝手に言うことは出来ませんので、ごめん
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