終焉
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ふと考えてみると、私は負けたことを認めたくなかっただけなのかもしれない。それこそ子供が駄々をこねるように、ただ残りの時間にしがみついていた。
また二人は黙った。そしてひたすら、これでもかというくらい悪魔の要塞を睨みつけた。俺たちは負けたがまだ屈してねえ。お前らなんか大嫌いだ。尻の穴に指突っ込んで奥歯ガタガタ言わせんぞこの野郎。
俺の横で銃声が鳴り響いた。バケツや空きカンが宙を舞、ありとあらゆる野次が飛ぶ。奴らにはきっと理解出来ないしする気もないだろう。だが関係ないのだ。俺はただひたすらに罵倒し続けた。
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