暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos28夜天に願いを・祝福の風を継ぐ者へ〜From Me to You〜
[2/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
嬉しかった。そやけどわたしは、リインフォースらも一緒に石田先生を説得した、この魔法の力を無駄にしたないから。結構な時間平行線やったけど、わたしが全っ然折れへんかったからか石田先生が先に折れた。わたしらがちょう悪いことしてもうた償いで働くことになった、って言えばすぐに済みそうやったけど。
(やっぱルシル君やリインフォース達のことを石田先生に悪く思われるんも嫌やし)
石田先生をなんとか説得することに成功したその直後、ルシル君から連絡があった。
?―?―?回想や♪?―?―?
『はやて、ただいま。いま帰ってきたよ』
昨夜、クロノ君やリンディさんに訊いてもちゃんとした理由が返ってきいひんかったルシル君の拘束。もしかして今晩のクリスマスパーティだけやなくて、もうこの家に帰って来れへんかも、って思うてた。
そやけど、ルシル君が約束通りちゃんと帰って来てくれた、それだけで胸いっぱいに広がる安堵感。堪らず泣いてしもうたけど、ルシル君が優しく声を掛け続けてくれたおかげで泣き止むことが出来た。
『大丈夫だよ。俺は大丈夫だ。今は家路の途中だから。あと少しで帰るから。待っていてくれ』
ハッとする。石田先生はルシル君のことを女の子って思ってるから、男の子状態のルシル君を見て驚くかもしれへん。とゆうか、さっきわたし、ルシル君、って思いっきり君付けしてもうた。連絡が来るまではちゃん付けしてたんやけど。怪しまれてへんかな・・・?
(大丈夫そうやな・・・、ほっ)
でも・・・魔法のことは伝えたし、ザフィーラの狼形態から人形態への変身ですでに悲鳴を上げるほど驚いてたから大丈夫かもしれへん、なんて思いも過ぎる。それにもう、男の子のルシル君と女の子のわたしの二人暮らしは、リインフォースらが一緒に生活し始めたことで終わったから、ホンマは男の子や、ってことを今なら伝えてもええとも思う。
「(それについてはルシル君と要相談やな)あ、今な、石田先生が家に来てるんよ・・・、ん? ルシルく――ちゃん・・・ルシルちゃん?」
いきなりプツンと切れた電話。掛け直すと、お客さまがお掛けになった――、ってゆうのが流れた。わたしやなくてルシル君側になんかの問題が起きてしまったようや。そやけど石田先生が来てるってゆうことは伝わったはず。
それから石田先生と今後の生活について相談し合ってると、ピンポーンって呼び鈴が鳴らされた。ルシル君は鳴らさへんからお客さまやな。わたしが応対するために動こうとした時、「あ、私が出ますから」シャマルがそう言うて、「はーい、どちら様ですかー?」って玄関に向かった。
「あら、すずかちゃん達、いらっしゃい♪」
「「「「「「おじゃましまーす!」」」」」」
お客さまはどうやらすずかちゃん達のようや。シャマルが「さ、どうぞ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ