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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百六十八話  『外伝16 JS事件解決パーティー』
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もなのはとユーノが恋人関係になってからはユーノの事を『ユーノパパ』と呼んで慕っているのである。
この三人が揃えばいつものごとくはやてが「甘い〜」と砂糖を吐いている光景をよく見るという。
そして、そんな光景を医務室でされているものだからどこか蚊帳の外にいるシャマルも少し表情を引き攣らせながらも、

「なのはちゃん、ユーノ君……。お願いだから桃色空間を作らないで……。私、なんだか無性に悲しくなってきちゃうわ」
「「あ、すみません……」」

普通の人間ではないシャマルからしてみれば普通に恋愛できるなのは達が羨ましいという思う感情も無くはないのである。
でも、そこははやての守護騎士である。
だからはやてと一緒に時を過ごせればそれだけでいいというある意味逃げの思考に走るのも致し方ないのかもしれない。
それはともかく、時間もちょうどいいと言う感じなのでシャマルも一旦は医務室から離れて食堂に向かおうとするなのは達に着いていこうとしていた。
なんせこれから盛大にパーティーが開かれるのだから。



◆◇―――――――――◇◆



ランがヴィータとフィアットにしごかれている間、食堂内ではコック長である士郎を中心としてキャスターやリインフォース・アインス、シホ、フェイトなど料理を作れるメンバーみんながせわしなく動き回っていた。
残りのフォワードのメンバーは今現在は汗を流しているところでまだ食堂には来ていない。

「さぁ、あと少しだ。みんな、頑張って作業をしてくれ。せっかくの無礼講のパーティーだ。盛大に盛り上げるぞ!」
『おー!』

士郎の言葉に全員が元気に返事を返すのであった。
そこにサーヴァント連中もやってきた。
ランサーにネロ、アルトリア、ライダー、オリヴィエ、志貴、アルクェイドと勢揃いである。
今更であるがこんなに身近に揃っているのにお互いに争わないというのはそれはそれで仲良くなったものである。
まぁ、聖杯大戦の時からすでに敵対していなかったのだから、気を許しているのだろう事は百も承知である。
もちろんマスター達が大の仲良しというのもあり、模擬戦以外ではフランクな関係を保っているのである。
伊達に十年も現界しているわけではない。

それとオリヴィエに関してなのだが、無事になのはのサーヴァントに戻れたとだけ伝えておこう。
なのはの再契約で本来二つあったはずの令呪は一つしか残らなかったが、それでも再契約できたのはなのはは嬉しいらしく気にしていないとのこと。
まぁ、自害させようなんてなのはは欠片も思っていないので令呪が残っていればそれでいいという考えである。

「おっ! 中々いい匂いがしてくんじゃねーか」とランサー。
「うむ。奏者の料理が食べれると思うと余は楽しみだぞ!」とネロ。
「そうですね、ネロ
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