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FAIRY TAIL 忘却の最期
第7話 鎧の魔導士
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ルザさん、その馬鹿でかいのなんすか?」

「討伐した魔物の角だ。地元の者が土産にと飾りを施してくれてな、迷惑か?」

「い、いえ滅相もない!!」

尋ねてきた魔導士が慌ながらそう言った。

「ハコベ山の件、もうバレてんじゃない?」

「や、やべぇ、殺されるかも」

カナがそう言いマカオがビビり、ナブは心臓をバクバクさせていた。

「なんか想像してたのと違う。」

「そんなものさルーシィ」

「お前たち!」

エルザが険しい表情でそう言うと、その場にいた魔導士がビクつく

「旅の途中で噂を聞いた。妖精の尻尾がまた問題ばかり起こしているとな!マスターが許しても私は許さんぞ!」

エルザの叱責に全員が怯え、彼女はカナの方へ向く

「カナ、なんという恰好で飲んでいる!!」

「ぐっ!?」

「ビジター、踊りなら外でやれ!」

「はい!?」

「ワカバ、吸い殻が落ちているぞ!」

「ギクッ!?」

「ナブ!相変わらずリクエストボードの周りをうろついているだけか?仕事しろ!」

「うっ!?」

「マカオ!」

「うっ!?」

「・・・・・・・・・はぁ」

「何か言えよ!?」

「全く世話が焼けるな、今日のところは何も言わずにおいてやろう。」

「ずいぶん色々言ってたような・・・風紀委員か何かで?」

「それがエルザです!」

「あれで普通だと思うぞ、妖精の尻尾にもまともな魔導士がいたんだな。」

全員がブルーになっているなか、エルザは誰かを探すように辺りを見渡す。

「ナツとグレイはいるか?」

「や、やあエルザ・・・今日も俺達仲良くやってるぜ・・・?」

「あ”い”」

「ナツがハッピーみたいになった!?」

ナツとグレイは冷や汗をだらだら流しながら手をつなぎ肩を組んでいた。

「そうか、親友なら時には喧嘩もするだろうが、しかし私はそうやって仲良くしてるところを見てるのが好きだぞ」

「いや、いつも言ってっけど親友って訳じゃ・・・」

「あ"い”」

「こんなナツ見たことないわ!」

「ナツは昔エルザに喧嘩を挑んでボコボコにされちゃったのよ」

「あのナツが!?」

「ていうかミラさん、図にする必要はないと思うんだが・・・しかも下手だし」

ミラが光ペンでナツとエルザ、グレイの似顔絵を描いていたが、お世辞にもうまい絵とは言えないものを描いていた

「グレイは裸で歩いているのを見つかってボコボコに」

「あらら・・・」

「ロキはエルザを口説こうとしてやっぱりボコボコ、自業自得だね。」

「やっぱりそういう人なんだ・・・」

ルーシィとラストはエルザに殴られるロキを想像して呆れていた。
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