暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリアGS Genius Scientist
イ・ウー編
武偵殺し
26弾 ミッションコンプリート
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やるさ。もちろん――――」
俺はそこで再びアリアに向き直る。
「――――アリアの協力が不可欠だ。やってくれるな、アリア」
俺のその信頼度100%の発言にアリアは嬉しそうな顔で、こくこと頷く。
「というわけで武藤、当機はこれより着陸準備に入る」
『待て、待てミズキ、『空き地島』は雨で濡れてる!2050じゃ停止できねえぞ!』
「それは何とかするさ。俺を信じろ」
『……か……勝手にしやがれ!しくじったら轢いてやるからな!』
叫ぶと、武藤はキレたのか――――教室のみんなにわーわーと怒鳴り、電話を切った。
新宿のビル群をかすめるように、ANA600便は大きく右旋回を始めた。
あと、3分。
短い滑走路に着陸するためには減速しなければならなかったこともあり、600便は苛立たしいほどに悠然と東京ドームを飛び越え、東京駅、銀座と豪雨の街を渡っていく。
その横に並んで飛んでいる改造セグウェイも、な。
俺は今現在、改造セグウェイの『空中飛行モード』という厨二全開な機能を使って空を飛んでいる。この豪雨と暴風の中、生身で。
「アリア。この飛行機は東京タワーより低く飛んでる。間違ってもぶつけるなよ?」
『バカにしないで。あんたにぶつけるわよ』
無線機越しに恐ろしいことを言いながらも、アリアは車輪を出して俺が伝えた着陸方法を実践しようとする。
俺は改造セグウェイを全速力で飛ばし、『空き地島』に近づいていく。
豪雨・暴風の中、誘導灯も無しで夜間着陸するにはどうすればいいのか。
その問いに対する答えがこれだ。
ようするに、誰かがナビゲートしてやればいい。
俺は無線でアリアに進行方向などを伝えながら、下で光を照らすために高度を落とす。
その瞬間。
ピカッ……ゴロゴロゴロドンッッッ!!!
「ぐおっ……!」
俺と改造セグウェイに、雷が直撃した。
『ミズキっ!?大丈夫!?』
無線からアリアの焦ったような声が聞こえる。
俺自身は白衣の絶縁性であまりダメージは無いが……セグウェイの方はモロにダメージを受けて――――
「墜落してるな」
錐揉み状態でどんどん高度が落ちていく俺とセグウェイ。やばい。俺、死ぬかも。
地面との接触が迫り、脳裏に走馬灯らしきものが駆け巡りかけた、その時。
「ミズキくん!」
俺の親友の声がした。
同時に、目の前に突如出現した物体に、頭から激突した。
痛みに備えて目を瞑るが――――一向に痛みはやってこない。疑問に思った俺が恐る恐る目を開けると、そこには――――
「これは……」
俺が落ちた場所は柔らかい、泡みたい
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