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ロックマンX〜朱の戦士〜
第二話 イレギュラーハンター
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ケイン「(わしには嫁も子供もいなかったが…娘がいればこんな感じだったかもしれんのう……)」

ルイン「博士?」

ケイン「ああ、すまんのう。お主はこれから特A級のハンターとして第17部隊に配属される。頑張るんじゃぞ」

ルイン「はい!!」
































翌日、ルインは第17番精鋭部隊へと配属されることになり、隊長であるシグマの元に向かっていた。

ルイン「(うぅ…緊張するなあ…)」

緊張しながらも先を行くルイン。
そしてシグマの部屋の前に立つ。

ルイン「シグマ隊長。本日をもって第17番部隊に配属されることになったルインです」

シグマ「入れ」

低く重厚な声が聞こえた。





























部屋の中に入ると、シグマがルインを見下ろしていた。

シグマ「ルインだったな。今日から我が部隊の一員として頑張ってくれたまえ」

ルイン「は、はい…」

「お呼びですかシグマ隊長。エックスです」

ルイン「!!?」

「入れ」

扉が開き、そこには蒼いアーマーを身に纏うレプリロイド。
全てのレプリロイドの元となったロックマンエックスがいた。

ルイン「(うわあ…本物だ…)」

感動を抑え切れず、少し身体を震わせてしまうがシグマもエックスも気付くことはなかった。
シグマは自分が慣れるまでの間、エックスに自分の相手をするように言った。

エックス「はい。それじゃあ…ルイン…行こうか?」

ルイン「あ、はい!!」

エックスと共にルインはシグマの部屋を後にした。






























ルインはエックスの隣を歩きながらエックスをチラチラと見ていた。

ルイン「(本物…本物のエックスだ…)」

ずっとずっと実物を見てみたいと思っていたから感激も大きい。
エックスはエックスでルインの容姿を見ていた。
現時点の現存するレプリロイドとは違う細身のアーマー。
だが、腰にまで届く金髪はアーマーの色も相まって親友の兄妹型ではないかと思ってしまうのだ。

ルイン「エックス…先輩だよね?」

エックス「そうだよ。でも先輩は止めてくれないかな?そういうの苦手なんだ…」

苦笑しながら言うエックスにルインは頷く。
周りを見れば、他のレプリロイドがチラチラとルインを見ていた。
ルインは微妙に居心地の悪さを感じた。

ルイン「ね、ねえ…なんかみんな私のことジロジロと見て
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