EPISODE12 日常〜鈴編〜
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どうだ?」
「休日になに言ってんのよ。こういう時は、徹底的にだらだらするのが一番なの」
暇だといったのはなんだったのだろうか。そんなツッコミをしようとしたら何かひらめいたように鈴が身体を起こした。
「将棋やろう将棋!」
「将棋か・・・・」
以前、織斑先生と指したことがあった。その時は僕の勝ちだったがその後何度もやってたっけな・・・・僕が負けるまで。
「ちょうどあるし、いいでしょ?」
「ああ。だが鈴にわかるのか?将棋は日本の遊びだし」
「こう見えてもあたしは日本暮らしが長かったから、将棋でもオセロでも大得意よ!」
そうか。なら、手加減しないでできるな。
盤と駒を並べて対戦開始。序盤は二人とも相手の探り合いだったが・・・・最初に拮抗を破ったのはやっぱり鈴だった。途中から最初のような勢いはなくなり、だんだんイライラしてきたのか駒の扱いも雑になりあっさりと勝てた。
「もう一回!次はそうはいかないわよ!?」
「ああ。いくらでも」
時間はまだたっぷりある。だが・・・・
(あれ?なんかこれデジャブ・・・・?)
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