暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第48話 ネフテスに行った方が良い?
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こちらから提示出来る物は、担い手の情報です。予備も含めれば5人の情報がありますが、渡しても良いのはジョゼフとヴィットーリオの2人だけです。ティファニアとジョゼットの情報は絶対に出せませんし、ルイズを売るような真似はしたくありません。
交渉を有利に進める上で重要なのが、私が大いなる意志によってこの世界に導かれた事です。しかしこの事実も、信じてもらえないのでは意味がありません。エルフには嘘を見分ける魔法がある様ですが、全員がその魔法を使えるとは限りませんし、(原作を読んだ印象では)エルフ達は頭でっかちの頑固者が多そうです。頑迷に自分達が正しいと言うばかりで、いくら証拠を積み重ねても信じ無い者も居るかもしれません。
そもそも問答無用で排除しようとして来たら、こちらには対抗手段がありません。
「私1人じゃキツイですね。……と言うか無理です」
エルフの戦力で一番恐ろしいのは、強力な精霊魔法です。しかしそれだけではありません。聖地を抑えて居る事で場違いな工芸品を回収し、それを解析して得た科学技術も侮れません。今の私では、一対一でも勝つ事は出来ないでしょう。
「……はぁ」
溜息を吐きながら自分のベッドを見ると、腹を上にして万歳のポーズで寝ているティア(ぬこver)が居ました。原作でシルフィードがアッサリやられていた事を考えると、複数人相手ではティアが居ても絶対に勝てません。次にカトレアとレンの顔が頭をよぎりますが、私は頭を振ってその考えを否定しました。カトレアを私の我儘に付き合わせる訳には行きませんし、結果は変わらないでしょう。
エルフ達に説得力を持たせて、万が一の時に十分戦力となってくれる存在……か。
精霊魔法使い
(
エルフ
)
が相手では、父上母上クラスでも危険なのに……
ここまで考えた私は、“実利は大きいがそれ以上にリスクが高過ぎる”と判断しました。本来ならここで諦める所ですが、最後に相談すべきモノが頭をよぎりました。
「駄目で元々です。木の精霊に相談してみましょうか。突破口があればよし。無ければ諦めもつきます」
私は立ち上がるとベッドまで移動し、ティアのお腹に手を伸ばします。そして……
ゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
「うにゃ あ にゃ に なっあ にゃぁぁ ああぁぁ」
思いっきりお腹をこすってあげました♪
「ティア。出かけますよ」
後ろから「主の鬼畜〜」とか聞こえましたが、無視して準備を終わらせました。そして、ティアを抱き上げて「行きますよ」と声をかけると「やるなら吾が人型の時に……」とか言い始めます。良く考えたら、私がこすったのは人間で言う乳房の部分とも言えなくもありません。
問答無用でウエストポーチの中に突っ込みました。ティアは、ゴソゴソ……ピョコンと頭
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