暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第48話 ネフテスに行った方が良い?
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)やシャジャル(ティファニア母・エルフ)に比べれば……」

 ティファニアは“アルビオン王族×隠し子×ハーフエルフ×虚無の担い手”と言う四重苦ですからね。ジョゼットだって“ガリア王族×隠し子×虚無の担い手(予備)”の三重苦ですよ。エルフだってだけなら大した事ないです。まあ、虚無の担い手の話は、まだ秘密ですが……

「ギルバート。そのティファニアとシャジャルとは誰なのだ?」

「はい。シャジャルがモード大公の妾でエルフです。ティファニアは2人の間に産まれた隠し子です」

 あっ。父上が崩れ落ちました。カロンも顔を引き攣らせています。

「必要な事ですよ」

 父上は「なんで厄介事ばかり」と完全に愚痴モード……いえ、もはや鬱モードに入りかけて居ます。

「これも神官が好き勝手して来た弊害ですね」

「そうか。おのれ神官どもめ……」

 私がそう囁くと、起き上がった父上のストレスは怒りとなって神官へと向かいます。事実しか言っていないのに、なんか騙した気分です。

「本当にエルフを領内に招いて大丈夫なのですか?」

 カロンが不安そうな声を上げます。

「エルフも人間と変わりませんよ。多少価値観の違いはあるでしょうが、善人も居れば悪人も居ます。それにばれなきゃ良いんです」

「それもそうだな」

 唖然としているカロンに代わり、父上が納得の声を上げました。それで納得しちゃう父上は、ある意味凄いです。

「それで納得しちゃうんですか!?」

 私が思った事を、カロンが突っ込みました。……主に対する口調じゃないですよ。

「言っている事は十分に正論だ。それに、ギルバートには何を言っても今更だろう」

 あれ? 私ってそういう扱いなのですか?

「それもそうですね」

 えっ? カロンもそれで納得しちゃうんですか?

「技師はエルフごと迎え入れる方向で話を進めろ」

「はい」

 父上から正式に命令が出た所で、私からも支援をしておこうと思います。

「修道女達が付けて居た聖具を持って行きなさい。フェイス・チェンジの効果があるので使えるでしょう。直ぐにそちらに届けさせます」

「はい。出来れば技師とエルフの2人分お願いします」

「分かりました」

 カロンの要望に私は頷きました。



 さて、エルフの話が出たついでに、原作開始前にネフテス(エルフの国)と接触するか決めようと思います。今まで後回しにし続けてきましたが、いい加減に決めた方が良いでしょう。

 エルフとの接触が成功した場合の利点を考えてみます。

 ・エルフ達が持つ技術を分けてもらえるかもしれない。
 ・今後、エルフの助力が得られるかもしれない。
 ・原作では表記されて居なかった情報
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