暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第48話 ネフテスに行った方が良い?
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は塩爆弾で吹き飛びましたし、ドリュアス家の加護もあればストーカーの心配も無いのでしょうが。
「楽団はヴァリエール公爵に紹介していただいた楽団が居ます。交渉も順調なので問題無いでしょう。曲や台本は私が担当していますが、カトレア様も協力してくれるので何とかなります。……ハルケギニア向けにアレンジするのが大変ですが(ボソッ)」
何か最後に、怨念がこもった声が漏れましたよ。それにしてもカトレア。私が知らない所で何時の間に……。それに嫌な予感がするのは気のせいでしょうか?
「大道具も手先が器用な者を雇いました。舞台衣装も問題ありません。やはり足りないのは、バックコーラスだけですね。居なくとも何とかなりますが、居ないとやはり舞台が寂しいです」
本当に足りないのは、バックコーラスだけみたいですね。しかし私にも伝手は……いや、待てよ。
「ちょっと、ジョゼットの所へ行きましょうか。確か今の時間なら、母上の特訓で部屋でグッタリしているはずです」
「??」
不思議そうにするディーネを連れて、私はジョゼットの部屋へ向かいました。私の想像通りなら、二つの問題が同時に解決します。
ジョゼットの部屋に入ると、予想通り彼女はベッドの上でグッタリとしていました。……うつ伏せで枕に顔を埋めて居ると息苦しくないですか? それにベッド上に広がった黒髪が、ちょっとだらしないです。
「ジョゼット。生きてますか?」
「……てる」
重症の様です。おかげ様で私とディーネの苦笑いも止まりません。あの母上に“強くなりたい”なんて言った自分の口を呪ってください。まあ、兄弟の中で
自分だけ訓練に参加しない
(
なかまはずれになる
)
のは嫌だったのでしょうが。
「ちょっと聞きたい事があるのですが」
私の言葉に顔を上げたジョゼットは、懇願するような目で私達を見るのです。……言いたい事は分かりますが、私達には如何する事も出来ません。なので、助けを口にされる前に先手を打ちます。
「「堪えて」」
スパーーーーンと言い切る私達の声が、ものの見事にハモりました。考える事は同じですね。そして涙目になったジョゼットの顔が、再び枕に沈みます。何だかんだ言って、母上の特訓で大きな怪我をした事はありません。一見ずさんに見えますが、母上はそこら辺は細心の注意を払ってくれているからです。それに一度実戦を経験すると、そのありがたみは嫌と言うほど分かります。
「ジョゼット。元気を出してください。私やギル、アナスタシアも通った道です。直ぐに慣れますから……」
ディーネが慰めに入りましたが、ジョゼットは反応しませんでした。気持ちは良く分かるので、その事について私達は何も言えません。
「まあ、そんな事は如何でも良いとして……」
「
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