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ソードアート・オンライン 〜白の剣士〜
対話
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「まったく、勝手に退場なんて困るんだよ!」

「貴様ら・・・!」

「シオン!」

「エリーシャちゃん!元に戻ったんだね!!」

そこにはシオンとエリーシャが立っていた。しかも無傷の状態で。

「ただいまアスナ、待たせちゃってごめんね♪」

エリーシャの言葉に対してアスナは首を横に振った。

「ううん、お帰りエリーシャちゃん!」

「貴様!何故、マインドコントロールが解けた!?」

「だから言ったろ?ぬるい(・・・)って。こんなちゃちな洗脳じゃ、エリーを縛れねーよ!」

シオンは一歩、また一歩前に進む。

「たとえ侵食率が99%だったとしても、100%じゃない限り、可能性はある!たとえどんな弱者でも、はじめから勝率0%だとしても、死ぬ気で足掻いて1%をもぎ取る!ここにいる奴等は“絶対”、“100%”という言葉のない世界を生き抜いてきた奴等だ。テメェみたいな強者気取りでふんぞり返っているヤツとは覚悟も、気合いも、すべてにおいて違うんだよ!!」

「ッ!!」

オベイロンは表情を歪める。
エリーシャはシオンの隣に並び、シオンはエリーシャと共に剣を向けた。
そしてこの世界の王に、神に、こう言った。

「さあ、王様」

「「第2ラウンドといきましょうか!!」」

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