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FAIRY TAIL 忘却の最期
第6話 DEAR KABY 〜親愛なるカービィへ〜
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いた。

「ルーシィ、さすがに台無しな気が・・・」

「いらねえモンはいらねえよ!」

「いる〜!あたし欲しい!」

泣くルーシィを尻目に、ナツとハッピーはそそくさと帰ろうとしていた。

「か〜えろ!メロンも早く帰れよ、じぶん家」

カービィが目を見開き、ルーシィは何のことか疑問に思っていた。


仕事を終えた帰り道

「信じらんない!普通200万チャラにするかしら?」

「依頼達成してねーのに金もらったら妖精の尻尾の名折れだろ?」

「あい」

「全部上手く行ったんだからいいじゃないの。ていうか帰り歩き?」

一同は徒歩でマグノリアへ行こうとしていた。

「あの人たちお金持ちじゃなかったのかぁ・・・」

「あの家、見栄を張りたいからと知人から借りていたものらしいな。」

「そんなことしなくても依頼引き受けたのにね。」

「どうかな?」

「引き受けたわよ!」

「たぶんね。」

夜が更けていき、ナツ達は水辺で野宿をすることにした。

獲ってきた魚やトカゲを焚き火で焼き、ガツガツと貪るナツに、ルーシィはある事を尋ねる。

「ていうか、何であんた家の事気付いたの?」

「ん?あいつらと家の匂いが違ってたろ?普通気付くだろ?」

「あい」

さも当然の様に言い放つ二人に、ルーシィとラストは青筋を立てる。

「あたし獣じゃないから・・・」

「滅竜魔導士のお前にしか分からんよ・・・」

「でも、何だか小説家って憧れちゃうな〜!」

ルーシィが嬉しそうにそう言うと、ナツがニターと笑う。

「やっぱりな〜」

「え?」

「前ルーシィが隠してたアレ」

そう言われルーシィがビクつく。

「自分で書いた小説だろ?」

「やたら本の事詳しいわけだ。」

「そうか、ルーシィが小説を・・・」

ナツとハッピーの指摘にラストは微笑み、ルーシィは湯気が出るほど赤くなる。

「絶対他の人には言わないでよ!?」

「何で?」

「まだ下手くそなの!読まれたら恥ずかしいでしょー!」

「いや、誰も読まねーから。」

「それはそれでちょっと悲しいわ・・・」

ナツの言い放った言葉にへこむルーシィ、その横で

(ルーシィ・・・頑張れ。君ならきっとケム・ザレオンの様な小説家になれる。)

ラストは心の中でルーシィを応援したのだった。



翌朝


「『ちょっとちょっと、ホントにこの道でいいの?』と、申しております。」

「ハッピーがこっちって言うんだかからこっちなんだろ?(裏声)と、申しております」

ナツ達は延々続く浅い川の中を歩いていた。ルーシィは川の中を歩きたくないのかホロロギウムの中に
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