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落ちこぼれの皮をかぶった諜報員
 第14話 再会
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を撃たれ、マシンガンを落とす。


「今だ!」
勇人は男に近づき、マシンガンを拾って男を殴りつける。


「ごふっ!!」


「全員今の内だ!! 逃げろ」
そう叫ぶと周りの人間は一斉に逃げる。


「良い判断だ。さすがだな」
「空山先輩こそ、ただの武偵にしておくには勿体無いですよ。武装検事でもめざしてはいかがですか?」
「考えておくとしよう。その前に、まずはこのバカ共だ」
「そうですね」
勇人はナイフを構え、勇輝は右手にMk23を、左手に勇人のナイフより大きい大型のナイフを構えた。

 
「さて、とっとと始末しちまおうぜ」
「ええ」


二人は同時に地を蹴り、敵に向かっていく。


「チィ!! 殺せ!!」
男2人が銃を構え、発砲してくる。


「任せな」
そう口にするなり、空山先輩が僕の前に出て、飛んできた銃弾を左手の大型ナイフで斬る。


「ええ!? 空山先輩、あんたも人外かよ!?」
「“裏”の出身は皆、人外だ!! 気にするな!!」


「あ、ありえねえよ!! さすがに銃弾を斬る奴なんているかよ!!」
奴が驚く、まあ、無理もない……。


「それはお前たちのレベルが低いだけだ」
そう言いながら、勇輝はMk23を走りながら発砲して男たちの銃を弾く。



「今だ! 天原、戦いやすくしてやったんだから感謝しろよ」
「缶ジュース1本でどうですか先輩?」
勇人は勇輝にそう返事をして男に斬りかかる。



「ガキが調子に乗るなよ!!」
「そっちこそ紳士を甘く見るなよ!!」



男が殴りかかってくるが勇人は男の拳を回避して腕を掴み、ナイフを突き刺す。


「ぐうう!!」
男は悶絶する。そして勇人は男のこめかみに拳を入れる。
男は脳震盪をおこしてそのまま倒れる。


「さて、空山先輩の方は…………ええ……何やってんすか先輩……」


勇輝の方を見てみると、勇輝が武器をしまい、貴族が両手を後ろに組んで歩く様に両手を後ろに添えて男の攻撃をすべて躱している。先輩は完全に遊んでいるようだ。


「ちい!! 死んじまえ!!」
男が懐からもう一丁拳銃を取り出し、勇輝に向かって発砲する。


「あらよっと」


ガキン!!


対する勇輝は大型ナイフを取り出し、銃弾を斬る。


「あの人……本当に何者なんだ……実力はまさに未知数だな……」


銃弾を斬るなんて芸当は流石の勇人でも狙ってできるものじゃない。しかし、勇輝は本気を出していないにも関わらず、遊び感覚で銃弾を斬っている。


「さて、じゃあ終わりにしましょうか」
「!?」
先輩がそう呟くと同時に先輩の姿が消えた。


「な!? 奴は
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